キスして眼が覚める ページ13
言っちゃった！
言っちゃった！
てか、私…本物のバカなんだろうか
なんの前触れもなくいきなり『キスして』
だなんて…
ユンギお得意のあれを言うに違いない…
「はぁ？」
って、しかめっ面して
「お前…病気か？」
って言うに違いないんだから！
んでもって明日にはメンバーみんなにこの話が広まって
最低でも一カ月はからかわれるんだよ…
ひーん
訂正しなきゃ
『あ…なぁーんてね冗…談』
冗談だよ！ごめんごめん！
そう言って笑い飛ばすつもりだったのに
全部言い切る前に
ユンギが無言で近づいてきて
私の頭の後ろへ手を回すと
本当にキスをしてきた…
そのキスは、ただお互いの唇が合わさるだけの軽いものだったけれど
…でもすぐ分かったよ
あの夢は夢じゃなくって、本当だったって
すごく愛しくてとろけるキスの相手はユンギだったんだって
驚きと恥ずかしさと…嬉しさで
キスしながら涙が自然に溢れた
チュッ、チュッと角度を変えながらの軽いキスを何度かすると離れていったユンギ
そして
「おまっ！」
だよね
泣いてる私を見てひいてるよね
でもユンギはひいてる、と言うか
悲しそうな顔をして
「…なんだよ、ごめん。悪かったって…ごめんな、マジで」
そう言うと親指で涙を拭ってくれた
「…お前がキスしてって言うから…ごめんな、調子に乗ったな、俺」
そう言うと立ち上がって玄関に向かって行った
何度もごめん、と言いながら
あ、ち、違うのに
ちょっとでも待って…
ただ唇が合わさるだけのキスまでもがすごく心地よくて余韻に浸ってるから←
玄関に座って靴を履き始めたユンギの後ろ姿をボーッと見ていると
あ！ボーッと余韻に浸ってる場合じゃない！！このまま帰したらダメじゃん！
『ユンギ！！！』
我に返ってユンギを呼ぶ
そして名前を呼ぶと同時に玄関に走り、彼が振り向くより先にその背中に抱きいた
「ど、どうした？」
『待って…ちょっとだけ、このまま』
あぁ、どうしよう
私の理性、無くなったかも
『ユンギ…』
「…ん？」
『もう1回』
彼が振り向いた瞬間
彼のシャツを引っ張ると
今度は私からユンギにキスをした
一瞬強張った彼の身体
でも、次の瞬間には私の背中に手を回し
始めは軽かったキスも
自然に舌が入り込み
熱いものになった…
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ぬな(プロフ) - ちょなさん» ちょなさん、コメありがとうございます^ ^本当に早くくっつけ！ですよねw亀更新ですが頑張りますっ！ (2017年7月15日 14時) (
レス) id: d4d5a76082 (このIDを非表示/違反報告)
ちょな(プロフ) - 早くゆんぎとくっついてくれーって思いながら読んでます^^更新楽しみにしてます！ (2017年7月13日 21時) (レス) id: ec5cd5275c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬな | 作成日時：2017年5月3日 19時
