同じマンション ページ50
『ねぇ、ねぇ、帰ったんじゃないの?これ、どうしたの??』
早々とぬいぐるみをセッティングし終わって暇そうにしてたナムジュン君を捕まえて聞くと
「ん?帰りましたよ。全部宿舎から持って来ました」
30分かそこらで?
帰ってまたうちに来たって?
『あのー、ちょっとお伺いしますけどねー、君らの宿舎って…』
「この部屋の上っす。ま、上って言っても5階分上なんですけど」
そう言って照れて頭をボリボリ掻き始めた。そこ、照れるとこ違う!
『またー、冗談言「本当だよぉ。Aちゃん知らなかったの?まさか?」
テヒョン君が目をクリクリして言って来た
「マネヒョン伝えなかったんですかね」
「あー、マネヒョンいっつもどこか抜けてんだよな」
「本当、しっかりして欲しいです」
「そういえば!この前も!テレビ局で…」
おいおい、私の話まだ終わってない
もう違う話題で盛り上がってるじゃないか…
「このマンション、結構事務所関係の人住んでるんすよ。ま、あまり気にしないで」
ユンギさんが言うと
「そうそう、呼んでくれたらすぐ駆けつけるから!」
テヒョン君がにっこり笑った
寂しくなったり怖いことがあってもすぐ側に彼らがいると思うと確かに安心感もある(仕事でほとんどいないだろうけど)
1人になりたい時に騒がしいのは勘弁だけど、2ヶ月ちょっとだもんね
うん、もう、楽しんでやれ。
なんでも来い←
ホテルからマンションに移動してからの何日かは慌ただしく過ぎた
1ヶ月限定だけど学校にも通い始め、それなりに充実している
“Aちゃーーん、何してる?これから暇?僕とジミン、少し時間できたんだけどお昼一緒に食べよーー!”
ちょうど今日のお昼は何を食べようかと悩んでいる時にタイミング良くテヒョン君からメールがきた
いいよー、と返事を送るとお店の地図が転送されてきたのでそこに向かった
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作者名:ぬな | 作成日時:2016年12月29日 17時