ホソクside ページ42
ホソクside
用があって僕1人事務所に行った時に、顔見知りの事務員さんにマネヒョンに渡しておいて、と言われた書類
何かと聞くと
この前怪我をさせた人への治療費の支払い関係の書類と、先月結婚して会社のマンションを出て行った、メイクヌナが使っていた部屋のクリーニングが終了した、という報告書だと言う
「メイクヌナの部屋、マネヒョンが住むんですか?ヒョンこの前越したばかりなのに」
「あ、違う違う。本当ならね、その怪我させた人にホテルからそこに移ってもらう予定だったの」
でも思いの外部屋のメンテナンスに時間がかかって、この前やっと住めるようになったらしく…
「じゃ、その怪我させた人がこれからそこに住むってこと?」
「断られなければね」
マジか
「ヒョン、ヒョン、Aさんの部屋の件聞いたんですけど…もうAさんに言ったんですか?」
マネヒョンに聞くと
「あぁ、それな。近いうちに会って打診してみるつもりだよ。断られそうだけどな」
「ですね」
Aちゃんならまず断るだろうね。だってクリーニング代でさえも全額受け取らなかったんだよ?
僕らが話してると、作業部屋にこもってるユンギヒョンとナムジュン以外のほかのメンバーが、何事かと集まってきた
「え!あの部屋にAちゃん住むのすごくいいですよね!!」
断られるかも、と言う選択肢を持たない男テヒョン
「ウェルカムパーティーしなきゃ、ですね。その部屋で!」
テヒョンにつられて喜ぶジミン
「でも…ヌナは絶対断るんじゃないですか?」
お、流石。冷静なマンネ
「うん、ヒョンもそう思うよ。」
マンネに乗っかっただけのジンヒョン
「…だから、なんか作戦立てなきゃだよね」
僕が言うと
「ちょっと来て!って言って無理矢理でも連れて来ちゃえば?」
「…誘拐沙汰で騒ぎになったらヤバイだろwww」
「可愛く頼むとか…」
「お酒飲ませて酔った時に了解させるとか?」
お前ら、真面目に…
考えても、この程度、だよな。とほほ
「あの、なら、あの部屋ってまだ何もないじゃないですか」
ジョングクが話し始めた
「だから、僕らで勝手に歯ブラシとかヌナが要りそうな物準備しちゃって、」
「で、もう本当に、申し訳ないけどこんなに準備しちゃったんで」
ってマネヒョンが半分泣きを入れて頼めば仕方ないなぁ、ってなりませんかね…
そこまで言って断るような人じゃないと思います、僕は
ジョングク…すげぇな
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作者名:ぬな | 作成日時:2016年12月29日 17時