ランチへGO ページ34
あの飲み会から1週間経った
段々と思い出された記憶も、後半の方はやっぱり曖昧で…
飲む量、ちゃんと考えなきゃと肝に銘じる
彼らからは相変わらず毎日メッセージが届き、私もなるべく早めに返事をするようにしてたが、いつも言われるのが
ヌナ、文面固すぎ
と言う言葉で…
だって、でも、テレビをつければ、街を歩けば必ずどこかに彼らがいて、その度に
あぁ本当にすごい子たちなんだな、と実感して
その度に、距離を感じるわけで…
自分でもどう接していいのか分からないんだよ
そんな事を考えながら、テレビに映る彼らをボーッと眺めていると新しいメッセージが届いた
“ヌナ、病院もうそろそろじゃない？いつ行きますか？”
ジン君からだ
“明後日に行く予定ですよ”
“OK”
そうだ！次の病院ではとうとうギプスが取れる。
今度は、今度こそは絶対1人で祝杯をあげるんだから！
ゆっくり飲んで楽しもう！
病院終わったその足で飲みに行っちゃおうかな、
なんて考えていた、のに
「ヌナー、行こ！！」
迎えに来た
ジン君とホソク…
『…あの、もう1人で行けますよ？本当に』
「Aヌナ、そんな水臭いこと言わないで」
『でも、忙しいのに申し訳ないし』
「何言ってるのー！僕ら来たいから来てるんだし」
「…ヌナ、迷惑？」
そう言ってウルウルした目で私を見る2人
『…うっ、め、迷惑じゃありませんってば』
そう私が言うと二コーっと笑って車を出した
病院終わったら３人でランチだからね！！と半ば強引に約束させられて、そのまま逃げるわけにもいかず３人でランチすることになった
「「ギプス卒業おめでとうー！」」
お洒落なパスタ屋さんに行き、コーラで乾杯をした。
「ヒョン、めっちゃお洒落な店じゃないですか！」
「だろ？ヒョンは美味しくてお洒落なお店たくさん知ってるんだぞ！尊敬、した？」
「あぁ、まあまあ」
「まあまあかよ！」
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作者名：ぬな | 作成日時：2016年12月29日 17時
