SAVE ME (ページ3)

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プチトマトページ3

『痛っ』

何かが私の頭に当たった…
ん？んん？トマト？？
プチトマトがどこからか飛んできたぞ？？

突如降ってきたプチトマトに驚いて周りを見るとキャップの彼がビックリ顔でこちらを見ていた。そして隣のユンギさんは、しまった！と言う表情…

あぁ、怒り気味のユンギさんがプチトマトをフォークで刺そうとしたけど上手く刺さらずに、何故か私の頭に飛んできたって訳か…
さっきまで不機嫌そうだったユンギさんの焦った顔と特異な状況に、思わず笑いそうになる。でも笑っていい状況なのか分からずキャップの彼をチラリと見ると彼も笑いを我慢してる表情で…

『「ぷはー！wwwww」』

目があった瞬間、同時に吹き出した。
いや、君、笑い過ぎだし。ユンギさん変わらず焦った顔してるし。そんな2人の差が面白くて私も笑いが止まらない。

「あ…あの、すみません」
低く、小さな声で、ユンギさんが謝ってきた
『いえ、大丈夫です。気にしないで』
ここで初めて。ユンギさんの顔をしっかり見た。あ、あんなに低い声なのに意外と…可愛いwwwそして白い。いや、赤い？プチトマトを見ず知らずの他人に飛ばしてしまってさすがに恥ずかしいのか、耳を赤くして謝る姿は少し前まで不機嫌そうにしてた人とは違って見えた。

「ヒョン、ミラクルだよwww瞬間見ちゃいました」
キャップの彼が嬉しそうに、そしてまだ半分笑いながら話す
「あ、笑っちゃってごめんなさい。大丈夫ですか？」
私へのフォローも忘れていない
『ふふ。ビックリしたけど大丈夫です』
キャップの彼は帽子を目深に被っていたからあまりよく見えなかったけど、目がすごく優しそうでニコニコしててエクボが可愛い男の子だった。

『あの…』
「…はい」
『これ、お返し、しましょうか？』
頭にクリーンヒットしたプチトマトは、私のテーブルに転がったままで…もちろんユンギさんもいらないだろうけど、とりあえずどうしたものか分からなかったので聞いてみた
「あ、はい…じゃ、もらいます」
神妙な顔というか困った顔をしたユンギさんが手を出したので、その白くて綺麗な手にプチトマトをそっと乗せる

「ぷ。wwwwww」
キャップの彼がまた爆笑してるのが目の端で見えた