SAVE ME (ページ2)

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言い合いですか？ページ2

飛行機は離陸体制に入った。しばらくの間…バイバイ日本
この半年とても辛いことがあった。早く忘れたい。何もかも、本当に何もかも捨てて新しくやり直すんだ、私の人生

離陸してしばらくしてからドリンクサービスが始まった。迷わずスパークリングワインを頼む。3ヶ月ぶりかな、お酒。新しい人生に乾杯、と心の中でつぶやく。
昼間から飲むお酒はやっぱり格別だな。もう一杯頼んじゃお。
隣の…ユンギさんの、昼間から酒かよ、みたいな目線が痛いけど気にしない。君たちはこれからも仕事かな。悪いね、1人楽しんで。と変な優越感に浸りつつ2杯目もすぐに飲み干した。
機内食は和食にした。久しぶりのちゃんとした料理はとても美味しく、思わず涙が出そうになる。ふふ、ダメだな。すっかり涙腺が緩くなってるや

気づくと隣では何やら話合いが行われていた。
ユンギさんと優しいキャップの彼と、あともう1人、マスクの子。あまり聞き取れないけれど少し揉めてる？ユンギさんの低い声とマスクの子の声が何度か荒くぶつかっている。それにキャップの彼が間に入ってる感じかなぁ。
あの子、損な役回りだな。本当に優しいんだな。

「だから、ヒョン。そこは違うと思うんですけど」
「あ？お前この前はヒョンに任せるったろ？」
「でもこの前とは状況違うじゃないですか！」
「そんなんでイチイチ変えてたらやってけないだろ！」
「やー、やー、ユンギヒョンもナムジュンもちょっと声抑えてよ。冷静に」
「…もう少し考えてみますけどユンギヒョンも考えてみてくださいね」
そう言ってマスクの彼は去っていった
ユンギさんはため息をつくと「とりあえず飯くわせろ」そう言って機内食を食べ始めた

あぁ、びっくりした。このまま喧嘩が始まるんじゃないかと思ったわ。喧嘩はせめて飛行機降りてからにしてよね。
と、一安心した瞬間