彼らはBTS (ページ1)

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私の彼はアイドルです_JK_ ページ1

彼は今人気急上昇中のアイドル"チョンジョングク”。

彼と私は幼馴染で、長い関係があったからか言いたい事はなんでも言える。

...はずだったのに。

はぁ。。

やっぱりアイドルの彼女になるって本当に苦労する。

精神的にも。。。

グクは極度の人見知りで、知らない人やあまり仲良くない人とは自分からはいっさい関わろうとしない。だからちょっと安心している自分がいた。

なのにこの前のアイドル運動会で驚異の活躍を遂げた防弾少年団は、一気に注目を浴びて、

その中でも特にリレーで大逆転を果たしたマンネジョングクが一番注目されたせいで、周りにいた女性アイドルからたくさん連絡先を聞かれていたのを、今回会場にひそかに見に行っていた私は見てしまったのだ。

それだけじゃなく、隣でハイハイとたくさんの人と連絡先を交換しているのであろうテヒョンオッパに引っ張られて、グクもその輪に入っていた。

いいなぁ。なんて、一般人の私が思うことじゃないけどこの観客席に座って見ている事しか出来ないのが本当に悔しい。

グク、交換したのかなぁ。

なんて、これ以上考えていると涙が出そうな私は一人会場を飛び出し、家に帰ってしまった。

家に帰った夜、部屋のベッドに座ってぼーっとしていると、

...ピロン

携帯が鳴る。

画面には”ジョングク”の文字。

メールを開いてみると「１位！」の二文字と、その下にトロフィーを持ったグクのセルカが載せられていた。

『おめでと』

さっきのグクが頭から離れなくて、そっけない返信を返してしまった。

...ピロン

また携帯が鳴り、画面を見るとそこには

「下降りてきて」と書いてある。