中学時代のお話 ページ7
緑谷side
「おいクソナード！テメェ朝から邪魔なんだよ！！俺の前を歩いてんじゃねェ殺すぞ！」
ビクッ！！と身体が震える。
恐る恐る後ろを振り返ると、かっちゃんといつもの取り巻き達が意地の悪そうな顔で僕を見ていた。
じゃあ、何も言わずに歩いていけばいいじゃないか.....そんな反論を心の中でしながら、ギュッと唇を噛む。
「いや、お前のほうが邪魔なんだけど」
聞き慣れた声とともに、かっちゃんは誰かに後ろから蹴られた。
かっちゃんにこんな暴言を吐ける人は、光己さん以外に一人しかいない。
「おはよ、出久！」
「お、おはようAちゃん」
屈託のない笑顔を向けて、僕のところまで駆け寄ってくるAちゃん。
Aちゃんは唯一、僕の夢を応援してくれている人だ。
「テメェいきなり何すんだクソA！！」
かっちゃんの怒号とともに、BOOM！！という爆発音が聞こえた。
かっちゃんは相当怒っているようだが、Aちゃんは「あんなん無視だ無視」と言って相手にしようとしない。
こんな対応をされても、かっちゃんはAちゃんをいじめたりはしない。
何故なら、かっちゃんはAちゃんのことが大好きだからだ。
「テメェみたいなクソモブがAと付き合えるワケねェだろ！！調子乗ってんじゃねェぞ！」
Aちゃんに近づく男子には容赦しない。
それがモットーのかっちゃんには、小さい時から僕のことが気に入らないみたいで.....無個性ってこともあると思うけど。
かっちゃんはAちゃんのところまで走ってきて、「んでクソナードなんかと一緒に歩いてんだよ！！」とAちゃんに詰め寄る。
「うわなに！」と驚くAちゃんは、かっちゃんから少し距離を取った。
「なに離れてんだ！！」
「うるせーな！！私と出久の時間を邪魔してんじゃねェよ殴るぞ！つーかすぐキレんなうざい！」
「あ”ぁ”！？」
「あーあ、お前にも出久の優しさを見習ってほしいよ。ねー出久？」と自分の腕を僕の腕に絡ませてきたAちゃん。
なななな何をしてるのAちゃんんん....！！？？思わず顔が赤くなる僕だけど、かっちゃんの顔を見てそれは真っ青になった。
何故なら、かっちゃんは人を2、3人は殺したことありますという顔(失礼)で僕を睨んでいたから。
ヒィィィィ！！こ、殺される！！
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るる - めっちゃおもろい！主様！私夢主と共通点を感じます！更新頑張ってください！ (2022年8月18日 17時) (
レス) @page17 id: c3ead30411 (このIDを非表示/違反報告)
バク(プロフ) - とても面白いです！爆豪と轟の夢主への対応に磨きがかかって...！ww更新頑張ってください！応援してます！ (2019年3月18日 20時) (レス) id: cbf27fb845 (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 新作きた！！！今回のお話も面白かったです！！ (2019年3月13日 18時) (レス) id: f579224dfc (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - カノンさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2018年10月7日 14時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 更新楽しみにしてました！これからも更新頑張って下さい！！ (2018年10月4日 21時) (レス) id: f579224dfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ好きの人間。 | 作成日時：2018年2月10日 13時
