苺色に染まりたい【stpr】

先輩【橙】 ページ5

♡



炎天下。


『今日も先輩カッコイイ...なぁ、』


誰にも聞こえないように呟く。


爽やかな笑顔、キレイなフォームで打つ姿、優しい性格、安定の整った顔、スタイルの良さ、文武両道な、その人は、ジェル先輩。


彼は同じテニス部の先輩。レギュラーで、皆の憧れの的で超モテる。


そんな先輩に密かに片想いをしている。


ジ「お！あいちゃんやん、おはようさん」


...。え？、。さっきまで1人ボール出して準備してたジェル先輩が、いつの間にか私の後ろに立っていた。


『うぇっ！？ジェル先輩、おはよーございます！』


ジ「ふふっw今日も元気ええなぁw」


爽やかなスマイルをかまされる。最高...！！


ジ「あー！そうや、今日な、2年と1年ペアで乱打するんやけど、あいちゃん俺とせえへん？」





、




え？まじですか！？



『本当ですか！？嬉しいですっ！あ、でも下手とか言わないでくださいねー！』


ジ「言うわけないやん！wあいちゃん上手いし、毎日練習して、努力知っとるから、」



、





、





何て言う先輩。好きです。




♡

purple side


ジ「なぁ！聞いて！あいちゃんと乱打できた！！マジで今日も可愛いかった...、ほんま好き」


そう言って机に顔を付けるジェルくん。


な「知ってるよ、2人乱打してるの見てたよ。楽しそうだったね、あいちゃんとジェルくんの雰囲気良かったもん！」


同じテニス部の後輩ちゃんに恋するジェルくん。俺もテニス部だからもちろんあいちゃんを知ってる。
そして、早く2人付き合えと思っている。


俺は後輩の男の子と乱打して、他にも男女の先輩後輩でしてた所もあるけど、気まずそうなのに対して2人はいい雰囲気すぎた。


ジ「あいちゃんまじすき……本当にさぁ」


何てまた語り出す。


な「早く付き合えば良いのになぁ、」


ジ「ん？なーくん何か言ったー？」


な「んーん何も言ってないよーだ！w」



、



両片想い、応援してるからね




♡

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