perfume【紫】 ページ15
♡
人間が一番最初に忘れてしまうのは、声。
最後まで覚えているのは匂いらしい。
、
、
身体に少し、フワッと香るように。
私の…、…の好きな柑橘系の匂いの香水を振りかけて出る。
、
ジ「あいちゃん、久しぶりやな」
『ジェルくんお久しぶりです』
ジ「ほな、行こっか」
そう言われ、ジェルくんの隣を歩く。
彼とはお仕事の方で仲良くなった。私がライブのスタッフとして働いていて、少し話す内に気があってすぐ仲良くなったのだ。
、
ジ「ごめんなあいちゃん、お仕事の事で話あるからって俺の所の会社まで来てもらって」
『いえいえ、良いんですよ』
株式会社STPR。ジェルくんに案内されて、社長室の前に連れられた。
ジ「それじゃ俺はこれで。またなあいちゃん」
そう言って手を振って、去っていってしまった。
ドアをノックして入る。
『失礼します。ジェルさんに呼ばれて来ました』
な「いらっしゃい、久しぶりだね、
、
あい」
、
、
『お仕事中ですよ、なーくん。』
2人で少し悪い顔して見つめ合う。
なーくんとは昔、嫌2年前お付き合いさせて貰っていた。だけど、私と彼のお仕事が合わず、別れた。
久しぶりに声を聞いた。
君の歌も放送も動画も、見る事は無くなっていたから、忘れかけていた声が蘇る。だって、
な「会うのは2年半ぶりくらいかな？」
『うん、そうかもね』
別れてから一度も会っていなかったんだから。
な「最近ジェルくんに口説かれてるんだってー？w」
『お仕事のお話しに来たんですけど、！』
な「いいじゃん！久しぶりなんだし、ちょっとだけ…！で？どうなの？ジェルくんの事どう思ってんの？」
はぁっと一息溜息をついて、仕方なく付き合う事にした。
『ジェルくんは素敵な人です。でも彼、お仕事とか大変ですし…私じゃ勿体ないから、…』
、
な「また、…まだそんな事言うの？」
、
、
『なーくん、やめてよ…もう私達』
優しく抱きしめられた。懐かしい優しい匂いがした。
な「俺、本当はあの時お仕事の理由つけられてさ、、別れたくなかったのに…」
ドキッとした。だってさ、
な「あいの匂い、大好き俺の一番落ち着く香り…」
、
、
私、今でもなーくんが好き。覚えてるかなって、なーくんの好きな香水、今でも付けてるんだよ。
『私もなーくんの匂い好き、』
そう言って彼の背中に腕を回した。
♡
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りり - コメント失礼します!書き方大好き過ぎます；；リクエストで、莉犬くんと喧嘩して家出するというシチュエーションでお願いしたいです!あと出来ればなんですが莉犬くんは寂しがり屋で涙脆い設定でお願いしたいです!よろしくお願いします🙇♀️ (11月28日 15時) (
レス) id: 01230b28b7 (このIDを非表示/違反報告)
いづ@ころりす - 遅くなりましたがありがとうございました！ (2022年10月18日 18時) (レス) id: ae985070b4 (このIDを非表示/違反報告)
ビックル(プロフ) - いづさん» リクエストありがとうございます！書かせて頂きます✨ (2022年9月18日 21時) (レス) id: c8a9f542a6 (このIDを非表示/違反報告)
いづ - リクエストですころんくんの彼シャツお願いします！ (2022年9月15日 20時) (レス) id: ae985070b4 (このIDを非表示/違反報告)
いづ - めっちゃ好きです！ (2022年9月15日 20時) (レス) id: ae985070b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビックル | 作成日時：2022年8月20日 9時
