なんか知らんけど狙われてるってよ、俺。【呪術廻戦】

どうするよマジで。 ページ7

「……逃げる？」


「ああ、逃げるべきだこれは。
　顔写真までばら撒かれ始めてるんだ、あちらさん本気だぞ」


「ひえ……因みに、捕まったらどうなる？」


「秘匿死刑だろうな」


「殺されんの俺！？」


「今回みたいに、折角殺した特級呪詛師をポンポン蘇生できると考えたらお前は脅威でしかないだろうな。
　それにお前を巡った争いも起こることだろうから、それだったら殺した方が良いって考える連中の方が多いかもしれん。
　上層部はそういったやつらの集まりだ」


「無理無理無理！ 俺まだ死にたくねーよ！！」


「死なねーように逃げるんだろ、ほら早く準備しろ！！」


　そう言ってバタバタし始める柴田。「ソレに必要なもん詰め込め！ 家にあるやつ好きに入れていいから！！」とバッグを投げつけられた。
　なので部屋にあった漫画、ゲーム、雑誌を詰め込んでいたら背中を蹴られた。冗談だって。

　とりあえず必要そうなやつを片っ端から漁っていき、ポイポイバッグに入れていく。
　荷造りしている最中、何故だかバッグをもう一つ引っ張りだしてきた柴田に「お前も一緒に来てくれんの？」と聞くと「ったりめーだろ」と返ってきた。


「親友のピンチを見て見ぬふりできっかっての」


　……やっぱり、お前の家に転がり込んで良かった。マジで最高の友達だわ。
　小さく笑っていると、「さっさと準備しろ指名手配犯！！」と叫ばれた。その不名誉すぎる呼び方、外ではしないでね。

呪術界の人って怖いね。→←カレー食いてぇ。

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