超重要機密事項 ページ16
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俺の処遇は案外早くに決まった。
包帯男基五条悟は呪術界で影響力を持つこの界隈では名前を知らぬ者などいないほどの有名な呪術師らしく、上層部とうまいことかけあってくれたおかげで秘匿死刑にはならなかった。
そして俺の処遇は、超重要機密事項として今後は高専にて生涯をかけ保護されるとのこと。
意外にも、蘇生の力を使って仕事をしろだなんてことは言われなかった。マジの機密事項として扱うらしく、蘇生の力は万が一の事態に備えてなるべく隠しておく方針でいくのだという。
とりあえず殺されずに済むことだけは喜ぶべきところだな。
かなり良い方向で解決しつつある。
だが、まだ一つ気になっていることがあった。
「夏油傑はどうなった？」
部屋に訪れていた五条に問う。
すると五条は顔を僅かに曇らせた。
反応からして、夏油の方は俺と違ってあまり良い状況ではないらしい。
長い沈黙の後、大きな溜息を吐かれる。そして「気になるならついてきなよ」と言って部屋の扉を開けた。
廊下を歩いている際、五条は聞いてもいないことをポツポツと話しだした。
五条は夏油の親友だったこと、そんな夏油を殺した張本人であること。そして、夏油を蘇生させた俺に対して怒りや苛立ちを感じていたこと。
自分が様々な感情に耐えて覚悟と決意を持って殺した親友を、あっさりと名前も知らない誰かによって蘇生されていた。
そのことが五条にとっては自分の気持ちを弄ばれているように感じたらしく、俺に対して理不尽な怒りや殺意を抱いていたという。
あの初対面時の機嫌の悪さはそういうことか、と納得する反面、訳分からんと思う俺もいた。
「お前が俺に対して怒りを覚えた理由があまり理解できない」
だから正直に自分が考えていることをそのまま伝えた。
「この蘇生の力は他人を助けるためでも、絶望に陥れるためのものでもない。
この力は俺に使われるためのもの、俺こそがこの力のマニュアルなんだ。だから誰を蘇生させようが俺の自由。
それにケチをつけられるのはどうにも納得がいかないな」
すると五条は頭を抱えながら「イカレてるわ、アンタ」と呟いた。俺のために交通機関止めまくるようなお前らもどうかと思うがな。人のこと言えた口じゃねーぞ。
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ガシヤマ(プロフ) - セネリオさん» コメントありがとうございます！ 最近ギャグセンスを極められるようお笑いいっぱい見てます、面白いって言ってもらえて嬉しいです！ (3月28日 15時) (
レス) id: d005014dc4 (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - 文脈おもろすぎてウケる。オリ主同士でここまで面白くなるの，って驚きました。とにかく良き…！ (3月28日 9時) (レス) @page8 id: 989a98e326 (このIDを非表示/違反報告)
ガシヤマ(プロフ) - サンドレラ2世さん» コメントありがとうございます！ 男の友情は美味しいですよね、こういう友達いたらいいな〜って思いながらなんやかんやで生まれたのが柴田君です。最初はもっとモブみたいな感じにしようかと思ったんですけど結構主要キャラみたいになっちゃいました。 (3月11日 21時) (レス) id: d005014dc4 (このIDを非表示/違反報告)
サンドレラ2世 - 友情系大好きです。読んでてめっちゃ興奮しました。生まれてきてくれて有難うございます。 (3月11日 21時) (レス) id: 0ee11eb3e3 (このIDを非表示/違反報告)
ガシヤマ(プロフ) - 春の川さん» コメントありがとうございます！ オリ主同士の絡みってあんまり需要無いかな〜って思って結構省いちゃいました。今思うとものすごく後悔しています、はあ。 (2月12日 15時) (レス) id: d005014dc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガシヤマ x他1人 | 作成日時：2024年1月21日 23時
