【今】 ページ2
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生まれつき俺の額には『３』という数字があった。それが一体全体何を意味しているのかは病院に行ってもわからなかった。
俺は自他共に認める馬鹿だから周囲からは「お前の知能指数なんじゃねーの」とはよく言われたものだ。俺の知能はサボテン並みらしい。
とりあえず馬鹿にしてきた奴にはドロップキックをかまして黙らせてやったが、俺はこの額の３を誇りに思っている。理由？ 特にない。
まあ、そんなちょっとしたトラブルも挟みながら現在社会人になった俺であるが。
「え、修羅場すぎん……？ マジワロター」
仕事帰りに偶然通りがかった路地。
そこで佇む明らかにヤバそうな雰囲気を漂わせてるお兄さんと、横たわる黒焦げ死体。
わ、わあ、すげ〜〜〜〜焼き鳥みたいな匂いがするぅ。もう焼き鳥食えねーや。
いや、現実逃避すんな俺、そんなことしてる場合じゃねーって！ これ案件だって、絶対アカン案件だって！！
急いで警察に連絡しようとポケットからスマホを取り出すが、それと同時に男がこちらを振り返る。顔面はツギハギだらけで皮膚は剥がれており、痛々しい肉の部分をさらけ出していた。
最近流行りのファッションとかカナ？ イ、イカしてますよぉ、お兄さんっ！ ほら、そんな真顔じゃダメですって笑って笑って怖いよ〜〜〜〜。
「……み、見逃してもらうことって可能ですかね」
「消えろ」
「あ――」
その瞬間、視界は眩しい青色一色に染まった。
身体中が炎に包まれ、激しい痛みに襲われる。悲鳴や助けを叫ぶ間も無く喉が焼けて声が出せなくなる。肺が痛い、呼吸がまともにできない。
だがそんな苦痛に見舞われる中、見覚えのある青い炎に思わず「あれ、コイツもしや……」と呑気にもとある人物を思い出していた。走馬灯ってやつなのだろうか。
中一の頃だったかな……いたんだよ。
青い炎が出せるようになったとか言ってクラスメートに自慢してた野郎がよ。印象的な髪色と瞳をしていたからよく覚えている。
確か、アイツの名前は……なんだっけ――
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ガシヤマ(プロフ) - なつさん» コメントありがとうございます！ ギャグ：シリアス＝７：３を意識しました。この物語の骨組みはギャグといっても過言ではない……！ (4月15日 20時) (
レス) id: d005014dc4 (このIDを非表示/違反報告)
なつ - 夢主の馬鹿さゆえにできたことでもあって最高でした。見ていて笑う場面が少しあってとっても良かったです！！ (4月15日 18時) (レス) @page26 id: 98eb2768f8 (このIDを非表示/違反報告)
ガシヤマ(プロフ) - 個人情報は処罰さん» コメントありがとうございます！ 荼毘君も好きだけどやっぱり幸せいっぱいの燈矢君も良きですよねぇ……！ (4月2日 1時) (レス) id: d005014dc4 (このIDを非表示/違反報告)
個人情報は処罰 - なんてっ…幸せなEnd…！！もう感服です！！ありがとう！！！！！！ (4月2日 1時) (レス) @page26 id: 8d392127e6 (このIDを非表示/違反報告)
ガシヤマ(プロフ) - みみさん» コメントありがとうございます！ まさかこんなに共感してくれる人がいるだなんて驚きです……！ 私も書いてる時「最高すぎる……これが原作であれ」って思いました（笑） (4月1日 15時) (レス) id: d005014dc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガシヤマ x他1人 | 作成日時：2024年3月14日 23時
