日本に命を捧げて【名探偵コナン】 (ページ10)

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「もうこんな時間か。」

気付けばもう2時を回っていた。

「...仕方ない、今日は仮眠室で」

そう思ったが、一人の男のことを思い出した。
"降谷零"。

少し前、今日みたいなことがあり、仮眠室で一日寝たところ、降谷にぼろぼろになるまで怒られたことがある。

それもそのはず、冬の日に毛布1枚で寝たのだから仕方が無いことなのかもしれないが。

私はその日から車に布団や薄い毛布、枕を用意している。

仮眠室で寝ているところを降谷に見つかってはOUT。なので、こんな日は車で寝ることにしている。

我ながら私の車はすごい。
布団から薬、目覚まし時計に充電器、食事までも揃っている。
頑張ればここで生活できるくらいに。

私は今日も悪いとわかっていながら車で1日を終えた。