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「では、東條A。
行ってまいります」
私は同じ公安警察のメンバーに一礼した。
「...死ぬんじゃねーぞ、東條！」
「生きて帰ってきてくださいね」
「死神なんかぶっ潰そーぜ!!」
男ばかりの公安警察。
それはそれで頼もしいけれど、女手も必要なものです。
「東條。外まで送る」
降谷だ。
普通、送ろうか？とかなのに疑問符が無い。
「...頼もしいな。」
というか、この人たちは私がもう組織壊滅or私が死ぬまで会えないと思っているのだろうか。それは大きな間違いだ。
それより私が心配なのは、連絡がつかなくなった時、勝手に殺されないかだった。
降谷が潜入していた頃、何も言わずに音信不通になったことがあった。
そのとき、メンバー総出で調べ、あわゆくば警視庁＆警察庁総出で捜索をしかけたことがあったのだ。
そのときこっぱみじんに降谷に怒られていたこいつら。
今はそれもいい、笑える思い出だ。
「じゃあ、また後ほど。」
そう言うと、私は降谷と外に出た。
「じゃあ、もう行くな、
降谷も無理すんなよ」
私は車に乗り込もうとしたが、運転席のドアを開けようとすると降谷の大きな手が邪魔をする。
「...どうした」
「やっぱり行ってほしくない」
「仕方ないだろう、
もう決まったことだ」
私はだいぶ頑張って降谷の手を除け、運転席に乗り込んだ。
「じゃあな、降谷
無理せず頑張って」
私はそう言うと車のドアを閉めた。
私は今日、この瞬間から"東條A"を捨てる。
私の名前は今日から
＿＿瀬川美咲
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作者名：#CANDY | 作成日時：2018年1月6日 18時
