下見�� ページ32
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確認しましょ、そうしましょ。そうやって突き合わせた5人の顔には、微かに緊張が見て取れた。下見決行当日だから無理もないだろうが、ママに気取られるのは避けたい。引きつけ役であるレイの腕にかかっている。
もちろんノーマンとエマには素早く正確に詳細な下見をしてもらわなければ逃走は難しくなるし、ママが引きつけられなかった時中止を伝えるドンとギルダの負担は少なくしたとはいえ、重要な役回りであることは違いない。
そして私は、何か想定外の事態が起きた時に決行か中止かを判断する役割としてドンとギルダにつく。重要でない、もしくは重要に見えない役回りを希望した結果だった。非常事態が起きない限りは側から見ればドンとギルダの役割と同じなので、希望は通った形になる。
とはいえ、レイ曰く「多分ママは疑っている。バレてるって感じじゃなかったが、楽観視はできない。」ということで、あるに越したことはない。
もちろん無用の長物になれば、それが1番なんだけど。とはまあ、弟妹にすり寄られている今は呟かずに、笑顔の裏でため息をついた。
どうにも予感がして。
わかってたわ、わかっていた。わかっていたのよ。
レイの合図はない。ママはいつもと変わらない足どりで森へと歩いている、
まごうことなき非常事態、完全な想定外。誠に遺憾ながら私の出番だ。予感は当たってしまった。
「トーマ、ラニオン！」
ぱっと走り寄ってきた2人に、低い声で言う。唇の動きだけはママに読まれるとまずいので、顔の向きに気を配った。
「なんでもいいからママに話しかけて、足どめお願い。嫌がるそぶりがあったら深追いはしないで。くれぐれ怪しまれないで。」
時間は消費される一方だから、判断は素早く的確にせねばならない。
「ドンはついてきて、ギルダは待機！」
ハウスへ走る。ひとまず目指すのはノーマンの寝室だが、そこかそこまでの道中に見つからなかったら捜索範囲を広げる。
大まかな方針を瞬時に打ち立てて、走る速度を上げた。こればっかりは、時間との勝負だ。
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ツイステ怖い - 作者さん、あなた様ならできます。続きをどうかお願いします。表現の豊かさに脱帽です。もっと読みたいです。どうかお願いします。（骨折相当痛かったんですね） (2020年6月2日 21時) (
レス) id: 1cb56e4b11 (このIDを非表示/違反報告)
白子黒子(プロフ) - なぁさん» ありがとうございます！頑張って続編書きますので、そちらもよろしくお願いします！ (2020年3月21日 15時) (レス) id: 5bfad2b21a (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - とても面白いです！これからも頑張ってください。続編楽しみにしてます (2020年3月21日 1時) (レス) id: 9381ef374c (このIDを非表示/違反報告)
白子黒子(プロフ) - 夏終朝凪さん» ありがとうございます！続編も楽しんでいただけるよう頑張りますね！ (2020年3月14日 15時) (レス) id: 5bfad2b21a (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 面白いです！続編も楽しみにしてますね！m(_ _)m (2020年3月14日 8時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白子黒子 | 作成日時：2019年3月2日 15時
