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19:47 p.m. ページ10
『Aちゃん、綺麗よ。
いってらっしゃい。』
「ありがとうございます。
いってきます！」
通い慣れたマンションを後にして、
待ち合わせしているお店の最寄り駅へと向かった。
トートバッグは駅のロッカーへと預けた。
お店に入りスマホで時間を確認すると19:47。
メッセージを開くと19:23に《今終わった》のひとこと。
Aお店に着いたよAゆっくりおいでね
既読がついたのを確認して、スマホの画面を伏せてテーブルに置いた。
最後までどうするか迷っていたペアリング。
北斗のはベッドボードに置かれていた。
私も指に填めるのは学校にいる間だけ(北斗曰く、虫除けらしい)で、
それ以外は長めのチェーンに通して首から提げている。
服に隠れて見えないから、
北斗はずっと身につけていることを知らないだろう。
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作者名：淡き夢見し | 作成日時：2020年5月6日 22時
