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22:19 p.m. ページ16

バタン。

背後でドアの閉まる音がする。

玄関にお揃いだったローファーを脱ぎ捨てると、
ベッドの上で蹲ってブランケットを抱え込んで、声をあげて泣いた。

近所迷惑かな、明日は学校なのに目が腫れる、
そんなことは頭の片隅にもなかった。


(大丈夫、時間が経ったら良い思い出にできる。)

(これで北斗は思いっ切り仕事に集中できる。)

(きっとこれが正解だったんだよ。)


自分に言い聞かせた。

Epilogue→←21:38 p.m.



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作者名：淡き夢見し | 作成日時：2020年5月6日 22時

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