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「...へ？」
『だから、俺はAが好き』
『...Aが優斗先輩の事好きだとしても』
「う、うん......ありがと？」
私がそう答えると、しばらく沈黙が続いた。
パッ、と掴まれた手を離されて、
重力に従って私の腕が下がる。
『え...もしかして伝わってない？』
「......何が？」
すると、唖然とした顔で私を見つめて
まじか、なんて後ろの髪をかいている。
『...これだからAは』
「え、私何かした？」
ため息を零した雄登に問いかけても
別に、と答えるだけで。
「あ...好きって言ってくれてありがとうね。急でびっくりしたけど、私も雄登の事好きだよ」
『えっ、と...。でも、優斗先輩は？』
「...え、好きだけど？ゆとくんも雄登も龍斗も家族だって友達みんな、同じくらい大好き」
『...あぁ、そういう事ね』
そう言って雄登は、私を見ると
何かを考えるように視線を上に上げた。
「雄登〜、帰ろうよ」
『あぁ、うん』
再び歩き始めて、あともう少しで私の家に着く。
気づいてなかったけど、雄登はさり気なく私を送ってくれていた。
『A、覚悟してて』
「っ、！雄登、ちょっ、近いって」
耳元で声が聞こえて振り向けば、
あと数センチの距離に雄登の顔。
困惑している私を
フッ、と鼻で笑って
また明日、と言い背中を向けた雄登。
「......雄登、やっぱり変」
今まで見たことのなかった雄登を見て
私はその言葉しか言えずにいた。
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あい(プロフ) - おにぎり侍さん» 完結までお付き合いありがとうございました！ (2018年8月30日 7時) (
レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり侍(プロフ) - 最後まで読みました！すごい！とってもよかったです！ (2018年8月30日 6時) (レス) id: 3b05885be4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - うさこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年6月25日 0時) (レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - あいさん» いえいえ！！更新頑張ってください！ (2018年6月25日 0時) (レス) id: df77c74072 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - うさこさん» 先程訂正しました( ; _ ; )教えて下さりありがとうございました！ (2018年6月24日 17時) (レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい | 作成日時：2018年6月9日 18時
