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「ねぇゆとくん、急にそんな事聞いてきて
どうしたの？」
『はぁ！？そりゃ、誰だって抱き合ってる男女見たら"付き合ってるのか"とか、"好きなのか"とか気になるだろ！？』
「...そうなの？」
『そうなの！！』
そう言って、腕を組んで頬を膨らませる。
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年上だけど、可愛いなって思っちゃう。
そういう所がゆとくんが人気者の理由
なんだろうなぁ。
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『でも、抱き合ってるって言っても雄登から抱き締めてきたんだけど...。何かあったのかなぁ』
「っ、！あいつぅ...」
ボソッと呟いて
横を見れば、眉間にしわを寄せたゆとくん。
しばらく見つめていると
『俺だってなぁ...』
そんな声が聞こえて、目が合った。
「ん？」
ゆとくんの顔を覗き込んでも、返事はない。
真剣な表情でじっと見つめられて。
今度は口が動いて。
...でも、声は聞こえない。
「何言ってるの？」
『ん？.........なーいしょ！』
やっと声が聞こえたと思ったら
ゆとくんはそう言って、唇に人差し指を当てて
ふはっ、と目を細めた。
『あっ、テスト終わったら予定空いてる？』
「空いてる、と思うけど」
『じゃあさ...どっか遊び行こ？』
「え、行きたい！龍斗さそ...」
『2人で、』
ゆとくんと遊びに行く時はいつも
龍斗も一緒だった。
だから、龍斗も誘おうと思ったのに。
「...え？」
『俺とA、2人で行こうよ』
「う、うん」
『やった！楽しみだな〜』
へらっと笑って、じゃあ俺帰るわって玄関に向かったゆとくん。
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私はまだ、"2人で行こう"と念を押す
ゆとくんの何とも言えない表情が
頭から離れなかった。
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あい(プロフ) - おにぎり侍さん» 完結までお付き合いありがとうございました！ (2018年8月30日 7時) (
レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり侍(プロフ) - 最後まで読みました！すごい！とってもよかったです！ (2018年8月30日 6時) (レス) id: 3b05885be4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - うさこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年6月25日 0時) (レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - あいさん» いえいえ！！更新頑張ってください！ (2018年6月25日 0時) (レス) id: df77c74072 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - うさこさん» 先程訂正しました( ; _ ; )教えて下さりありがとうございました！ (2018年6月24日 17時) (レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい | 作成日時：2018年6月9日 18時
