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「 スニョンくん、、？ 」
彼は驚いたようにこちらへ顔を向けた。
HS「 A、、なんでここに 」
「 わたしの家、この近くなの 」
HS「 ああ、、そっか、そういや聞いた気がするかも 」
「 スニョンくんはどうしてここに？ おうち、こっちじゃないよね 」
HS「 ん〜、、ちょっとな、近くに、、知り合いの家があって 」
にごすように言葉を紡いだスニョンくん。
何となく直感する。
彼女の家がこの辺りなんだろうって。
「 そっかあ。その帰り？ 」
質問してもいいのかと迷ったけど、変に気を遣うのもおかしい気がして、なるべく普通に聞いた。
すると、スニョンくんは左にずれてベンチのスペースを開けてくれた。
HS「 座れば？ 」
それを見て、席替えの日を思い出して、ちょっとだけ切なさが胸を締め付けた。
すると、スニョンくんがポツリと呟く。
HS「 なあ、Aはさ 」
「 、、うん 」
HS「 出口が見えない、真っ暗な場所に閉じ込められたら、どうする？ 」
彼の質問に、ウォヌくんの言葉を思い出した。
WN『 スニョンはいま、必死にもがいてる。理由は俺からは話せないけど、多分、、一番苦しいときかもしれない 』
一番苦しいとき。
なにをどうして苦しんでいるのかはわたしにはわからない。
けど、普段強気でいるスニョンくんがこんなふうに言葉にするのは、きっと、、本当に苦しんでいるから。
「 わたしなら、、」
正しいかどうかはわからないけど、自分が思ったことを正直に告げる。
「 まずは明かりを探すよ 」
HS「 なかったら？ 」
「 地面でも壁でも伝って歩く。時間はかかるかもしれないけど、絶対に出口見つけたいもん 」
スニョンくんはフッと笑った。
HS「 Aってさ、弱そうに見えんのに結構強いのな 」
「 そうかな？ 」
スニョンくんが元気になるなら、強くありたいと思える。
「 ねえ、スニョンくん 」
HS「 ん？ 」
「 わたしじゃ頼りないかもしれないけど、、そばにいるよ。隣にいるから 」
スニョンくんにとっての安らぎの場所になりたい。わたしが。
HS「 A、、」
一瞬驚いたような表情を見せたスニョンくん。だけど、それはすぐに優しい微笑みに変わった。
HS「 ありがとな 」
どうかその微笑みを忘れないで。
わたしはたとえ友だちというポジションでも、スニョンくんの隣にいられれば、それだけで幸せです。
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ゆづ(プロフ) - ありがとうございます、見つかりました！！お話楽しみにしてます！ (2021年8月28日 9時) (
レス) id: 3d2808c43c (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ゆづさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！Twitterのアカウントですが、ユーザー名を変更したため、ynn08__で検索をお願い致します！ (2021年8月24日 23時) (レス) id: dbd2cbc56c (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ(プロフ) - 初めまして！スニョンにキュンキュンしながら読ませてもらってます！ Twitterでアカウント検索させて頂いたのですが、出てきませんでした、、、何度も検索したんですけど出てこなくて汗 087n___であってますか？？？ (2021年8月24日 20時) (レス) id: 3d2808c43c (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - きょんさん» ありがとうございます(*´ `*) (2021年7月28日 1時) (レス) id: dbd2cbc56c (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 返信有難うございますm(_ _)m見落としていました...フォローしに行きますね( ´∀｀) (2021年7月28日 0時) (レス) id: 19a71aa983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ | 作成日時：2021年1月12日 10時
