[AU、アンテ]愛に溺れて窒息死

カニバ……ホラー● ページ9

お父さん、お母さん

ごめんなさい

私悪い子だね

お邪魔だね


さみしい音

さみしい夜


「俺はそんなことないと思うぜ…」


ホラーくんは私を唯一肯定してくれる

優しい友達


「…お前の両親、旅行行ったらしいな」

『ほんと？じゃあ痛くないね』


なにも、なにも痛くないね


「今日から飯は俺が作るから楽しみにしとけよ」

『やったぁ、ありがとうホラーくん』

「嬉しいんだったら笑えよー…」


ほっぺむにむにされる

くすぐったい


今日はトマト煮込みだそうだ

少し鉄臭い気がした

『…？』

「やっぱり変か？ほら…お前女子だからよ…色々大変なんだろ？
だから少し混ぜちまったんだ、悪い」

『ふ、ふふ…鉄分はこうやって摂取しないんだよ？
でもホラーくんの優しさなんだね、とっても嬉しい！』

「へ、へへ…ありがとよ」


こんなに素敵に笑っている
あなたの優しさは身にしみるね

「…」


数日続いたが、これも優しさ

そしてその味には次第に慣れていった


『わぁ、今日はゼリーあるんだね！
それに…パン？』


慣れた味に
ゴムのような弾力


「…俺さ、配分間違えた…」

『そうなんだ、今度一緒に作ろうか！』


そして何日かたって

私は歩けなくなった


『ホラーく、こ、わいよぉ…』


泣きじゃくる私を必死にあやしてくれた


「大丈夫だ」

__________


目の前で笑うのは壊れた少女

俺から離れない

脳はとっくにいかれているのに

死ねないなんて


「かわいそうにな？」


俺のA


++++
人肉食ったら死にますけどね

妄想・洗脳型……ナイトメア→←……夢主？

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