Prologue. ページ2
阿部side.
数十年前。
まだJr.時代の冬の日。
いつものように終わる日常、そしていつもの帰り道。
デビューが出来るかなんてわからないそんな日々。
好きな仕事なのに終わりのない日常に嫌気がさして、肩からずり落ちる鞄を肩に掛け直しとぼとぼと帰路に着く。
自宅に帰る少し前の街路樹。
この時間はよく酔っ払いが寝転がってたり、路上ライブをしていて賑わっていて心なしか自分の気持ちを和らげてくれる。
『〜〜〜♪』
ふと聞こえた歌声に思わず立ち止まった。
決して歌が上手い訳でも、ましてや特別何か特徴がある訳でもないのになぜかその子から目が離せなかった。
ギターを片手に歌う女の子。
なんだか妙にその子の声に、表情に。
ーーーーーー魅せられた。
立ち止まった俺と不意に目があった彼女に声をかけるほどの勇気はなくて、そそくさと立ち去ったあの日。
いつものように終わるはずだった日常に、いつもと違う風が吹いた。
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ぴの(プロフ) - 更新楽しみにしています。 (9月21日 22時) (
レス) id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - ぴのさん» ぴのさん、コメントありがとうございます…！ゆっくり、ゆっくりと阿部ちゃんと近づけたく思ってますので温かく見守って頂けますと幸いです。 (9月21日 22時) (レス) @page15 id: 0984604825 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めちゃくちゃ、続ききになってます。 あべちゃんとヒロインの今後の関わりがたのしみです。 (9月21日 20時) (レス) @page14 id: a8ffbe2352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼 | 作成日時：2023年9月18日 22時
