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蝋燭に火を灯そう ページ10

私の名前は(人1)A。

どこにでもいるただの高校生。


学力も普通。
運動も普通。

何もかも平凡な女子高校生。



けれど、私の好きな人は私と格が違う人。

クラス皆の人気者。


サッカー部で、すごくサッカーがうまくて。
勉強は今一つらしいけど。


絶対に、手の届かない人。



「(人1)！」

こうやって彼が私の名前を呼ぶのは委員会の時だけ。


決して運動ができるわけではないのに、何故か体育委員になり

後から彼も体育委員になった。


そして、集まりや仕事の時だけ。

少しだけ話す。それだけで充分。

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作者名：アルパカ | 作成日時：2013年2月15日 21時

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