蒼空の下で２ (ページ28)

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「Aはさ、

どんな風に告白されたら嬉しい？」

「うーん…。
あれこれ言わず、ストレートに好きです。って言われたいかな。」
「ストレート…。
やばい、想像しただけで緊張してきた。」

そういう麻也はがちがちで肩が上がってしまっている。
どれだけ緊張してるの笑。

こうやって笑ってられるのも今だけだ。
きっと麻也に告白されたら誰でもオッケーしちゃうもん。
こんなにやさしい人、出来るなら私のものにしたい。
でも叶わない。

羨ましい。その子に、なりたい。
麻也の心に居たい。
きっと麻也の中に私はいるけど、
“好きな人”っていうカテゴリじゃないもの。

あなたの小さな仕草も
その柔らかな笑顔も
今は独占できてる私から誰かが奪っていく。

うまくいきますように。
麻也が付き合えますように。

「もし俺が、付き合えたら
Aは喜んでくれる？」

「…もちろん！」
「良かった。」

あなたの笑顔が見たくて。
あなたが幸せな私との関係で居たくて。