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「泣き止んだ？」
リビングのドアから篤人の声。
目を擦りながらこっちにやって来る。
「寝てていいのに…」
「いいのいいの。
俺だってお世話したいし。」
そう言って私の腕からこの子を抱っこする。
まだまだ篤人が抱っこするのは慣れないけど、だんだん様になってきた。
「篤人、何か飲む？」
「うん、水ちょうだい。」
キッチンへ向かうと、冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターをコップに次ぐ。
子供をあやす篤人は、
なんだかいつもよりにこやかで…
やっぱりそっくり笑。
「何笑ってんの？」
篤人にコップを渡して、また私が抱っこをする。
「ん？幸せだなぁって。」
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作者名：アルパカ | 作成日時：2013年2月15日 21時
