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情熱と凛々しさ ページ15
あなたの寝顔
見れるのはあとどれ位なんだろう。
小さく寝息を立てて眠る横顔。
今、私だけが知っている麻也。
いつものお茶目な麻也じゃなくて、安らかな、幼い子供のようなんだ。
でもそれは、私の大好きな麻也で
私を大好きな麻也で。
けど、いつかこの恋は終わってしまうんじゃないかって私は時々、いや
しょっちゅう不安になる。
麻也の頬に手のひらを添える。
なんだかほんのり暖かくて、綺麗な肌。
麻也のことを信じていないわけじゃない。
だけど麻也は優しいし、料理もできて女の人にモテるから。
私なんか何の取り柄もない。
料理だって下手だし、短気な所あるし。
だからすごく不安になる。いつか捨てられるんじゃないかって。
そんな風に考えて泣いたのは今日で何回目になるんだろう。
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作者名：アルパカ | 作成日時：2013年2月15日 21時
