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体育委員は沢山仕事がある。

だから度々集まっては、香川くんと話が出来る。



今日の仕事はボール運び。

サッカーボールが入った段ボールを抱えていると、

香川くんがひょいと私の手から箱を奪った。



「俺も手伝う。」

「部活は大丈夫なの？


もし戻らなきゃいけないなら私運ぶし…」


私の前を歩く香川くんに言った。



「こんな重いの女の子ひとりに持たせるわけにいかんやん。」




「…ありがとう。」

こういうところが好きだ。

人気者で、それでもすごく優しくて。


こういうところが、大好きなんだ。

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作者名：アルパカ | 作成日時：2013年2月15日 21時

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