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【序章 第四話】 出会い ページ4

水を踏む音がする。


遠くから銃声が聞こえてくる。




――ここはどこだろう。



――あぁ...そうだ...また捨てられたんだ。



暴れすぎたせいか、少し体がだるい。


薄く目を開くと、

見たことのない場所だった。


薄暗い路地裏だ。


そしてあれは...袋だろうか。

そして段ボール。



色々なゴミが山積みになっていた。



こういうところを、なんというんだっけ...

そうだ。

【スラム】だ。


本で読んだことがある。

確か...貧乏な人たちが多く集まる地区...だったか。



...はぁ、なんかもう疲れた。



要はあれでしょ?

私はスラムの路地裏に捨てられて、宿無しってことでしょ?



まぁいいや。

これでも私は立派なバンパイアだ。

そう簡単には死なない。


今は動きたくないし、このまま寝よう。



そんなことを思っていたのだが...



男「おい!そこのお前!貴様は反乱軍か?!」



突然軍服を着た男が銃口を向けながら、
凛とした声で怒鳴ってきた。


...反乱軍?

なんのことだろう。


男「おい!さっさと答えろ!でなければ撃つ!!」


...なんかめんどいなぁ...。


どうする?

逃げる?戦う?それとも無視?


考えるのもめんどかったが、


とりあえず体を起こしてみる。

...わぁ...重い...



...男を見ながら思う。


今は戦争中なのか...。


顔を見ると若いわけでも、歳いってるような感じではなかった。


見習いみたいな感じだ。


そして見習いっぽい男の後ろから


少し暗めのオレンジ色(?ちょっと違うけど)の男の子が

出てきた。


そしてその男の子はいきなり、

男の足を蹴っていく。


...地味に痛そう。


そんなことを思いながら眺めていると、

いきなり服を引っ張られた。



そして目の前には

ダークブラウンの髪色の男の子の顔があった。


そしてその男の子は「何をしている!今のうちに逃げるんだ!早く来い!!」



手を引かれながら、言われるままに足を動かす。



―――これが、私たちの出会い

【一章 第一話】 始まり→←【序章 第三話】 rose



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作品ジャンル:恋愛
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*SSU*(SM) - 2度見しちゃいましたよ〜♪ (2020年4月25日 0時) (レス) id: b6be28c7e2 (このIDを非表示/違反報告)
SM  - 最高〜〜! (2020年4月6日 19時) (レス) id: b6be28c7e2 (このIDを非表示/違反報告)
氷室ルミ - バンパイアではなくヴァンパイアです。 (2017年10月29日 22時) (レス) id: 08909c4050 (このIDを非表示/違反報告)
理子 - 坂巻になってますよ! (2017年8月5日 2時) (レス) id: b6c073acda (このIDを非表示/違反報告)
ルリア - 続きを期待してます。 (2017年2月11日 23時) (レス) id: 261f2ab2b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姪羅 | 作成日時:2016年10月15日 15時

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