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キ「ジークとエレンを結びつけたのは私です…
この大殺戮を招いた罪を贖う術など、存在し得ないでしょう…」


アニ「…じゃあ、もし…またやり直せるなら

エルディア人に干渉せず…パラディ島を見殺しにする?」


キ「…時が遡ることはありません
…ですが、

後悔が絶えることはありません
エルディア人の生きる道を…
私はすべて尽くして模索したとは言えません


一族の利益と家名を守ることを何よりの務めとしてまいりました

ッどうして…
失う前に気付けないものでしょうか…」

キヨミの声は震えていた


キ「ただ…損も得もなく、他者を尊ぶ気持ちに…」

アニ「…」


アニは黙って、キヨミの話を聞いていた
その間もアニは思いにふけっていた

父親、戦士候補生の時、訓練兵の時、
そして

アルミンのことを



アニ「…でも、もう…遅い」


ファルコとガビはそんなアニに近づき、声をかける


ファ「アニさん
オレ…夢を…見たんです」

アニ「…夢?ガリアードの?」


ファ「ジークさんの夢、イヤ…記憶です」

ガ「確か「女型の巨人」は他の巨人の一部を取り入れることで、
他の巨人の能力が発現するんでしたよね?」

アニ「まぁ…女型は特に発現しやすいから色々飲まされたけど
…それが、何?」


ファ「やっぱりだ!!」

ガ「じゃあ!!じゃあ…もしかしたら何とかなるかも!!」

ファ「イヤ…でもまさか…」


アニ「ッうるさいガキ共!!
石炭でも運んでな!!」

ガ/ファ「ひッ!!」


アニ「……ジークの記憶を見たって言った?」

ファ「はい…
僕はジークさんの脊髄液で巨人になりました」

ガ「だから「獣の巨人」の特徴が発言してるみたいなんです」


アニ「…そう、それで?」


ファ「一番よく見る記憶は…雲の上を飛んでいた記憶です…

そして…
それが僕にもできる…
そんな感じがするんです…

アニ「!」


キ「…どういうことですか?」

ファ「つまり、過去に羽の生えた「獣の巨人」がいたんです!」

ガ「だって…あんたの巨人、何か鳥っぽかったもん!!
ガリアードさんの(アギト)と全然違ってた!!」


ファ「だから…オレ達

行ってきます」

決意を決めた目で、アニを見つめる二人


アニ「…ここで巨人化するっての!?

船が耐えられなかったら沈没してここで全員死ぬだけでしょ!?

何より!!
全く巨人の力を制御できなかったあんたが何でそんなことできると思うの!?


もう!!……失ったものは戻ってこない…!!

もう遅い!!

キ「レオンハートさん」

アニ「!」


キ「船が沈んでも構いません

これ以上…後悔を増やすことになるくらいなら…」

アニ「…ッ」

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ああ - お久しぶりです!一番最近にコメントをして約3ヶ月程経ったのですが、更新が止まっている間も何度も読み返して日々の疲れを癒やしてました 冬になり、寒さが厳しくなってきましたが体調に気をつけて更新頑張ってください!お話更新されるまでいつまでも待ち続けます! (2月23日 13時) (レス) id: b64360ae0d (このIDを非表示/違反報告)
はにみず(プロフ) - お久しぶりです、元気にしてましたか?実は話の続きが気になったので最初から読み返していました。お体に気を付けてお過ごしください。 (2月3日 19時) (レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
はにみず(プロフ) - 初めまして。お忙しい中更新してくださってありがとうございます。通勤の移動中や会社の昼休憩の時に読むのが物凄く楽しいです。寒さが厳しくなってきたので、暖かくして過ごして下さい。次のお話も楽しみにしています。 (11月27日 22時) (レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
詩優(プロフ) - 忙しい中空き時間にこのお話を読むのが楽しみな時間です。寒くなってまいりました。風邪やインフルエンザなど、体調不良にお気をつけてお過ごしください。 (11月22日 20時) (レス) id: 9ae56efafa (このIDを非表示/違反報告)
ア。(プロフ) - 高橋さん» こんなに、お優しい方々が、私のお話を読んでくれているというだけで嬉しいです😭日々の疲れとか、人間関係とか、そういうのから少しでも解放されるように、このお話更新するので、気が向いたら読みにきていただけたら嬉しいです!お体に気をつけてください🙇 (11月12日 23時) (レス) id: ba7135341c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ア。 | 作成日時:2023年11月5日 3時

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