柚木兄弟と雪兎 (ページ34)

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第三十ノ怪ページ34

寧「紛らわしいのよっ！ﾍﾞﾁﾝ」

花「ごめん！！」

寧「帰る…」

花「ま、待って！あの…ｸﾞｯ…ごめん、泣かせるつもりじゃなかったんだ…」

寧「…ぇ？」

花「泣き止むまでここにいなよ」

寧「う、うん…」

～Aside～

はぁ…今日は色々と疲れた…

早く帰ってゲームして寝よう←

貴『あー！疲れたー！』

あー、スッキリした！叫ぶっていいね！

ん？なんだこの気配…

貴『そ、そこに誰かいるのか…？』

？「ふふふ、バレた？」

貴『…ぇ』

なんであいつがここに！？

？「なんでここにいるの？って思ったでしょ！なんでだと思う！？」

心読まれた←

貴『な、なんで…』

？「それはね、Aを俺のモノにするためﾆﾔｧ」

貴『…ｿﾞｸｿﾞｸ…ぇ…？』

ヤバイ…この状態の────は…

？「考え事？もしかしてあまねのこと考えてた？」

貴『ち、違うよ…！！』

とりあえず逃げないと…！！

？「ふーん、Aは俺のことしか考えられないもんね♪」

どうしよ…隙がない…！！

あ、そうだ…！一か八かで…！！

貴『────、目閉じて？久しぶりだからキスしていい？』

ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ、なんて屈辱…恥ずかしい…！けど逃げれる確率が高くなるから仕方ないか…

？「いいよっ！目閉じたよー！はいどーぞ！」

貴『…ｽｯ』

僕の作戦はこうだ

・────の顔に手を据える
・顔を近づける
・『大好き』と囁く
・で、油断させてから逃げる

めっちゃ完璧じゃん！僕、神になれるわ←

貴『大好きだよ────』

よしっ！今だ！ﾀﾞｯ

？「逃がすわけないじゃんﾆﾔｧ」

貴『！？な、何！？は、離して！！』

やばい、作戦失敗だと！？あの作戦は完璧だったはず…なぜだ…！！

？「Aの考えが見抜けないとでも？ﾆｺｯ」

貴『…ｿﾞｸｿﾞｸ』

やばい、あの眼は人を殺.す時の眼だ

？「ねぇ、A。俺は君を殺したくない、けど逃げるようだったら殺.しちゃうよ？」

貴『…た、助けて…！！あまねー！！！』

あ、地雷踏んだ…あまねの名前出しちゃったよー！！主人公死んじゃったらこの小説成り立たないよ！？！？だから殺さないで！！←

？「白杖代！！ﾋﾞｭｯ」