柚木兄弟と雪兎 (ページ31)

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第二十七ノ怪『告白の木』ページ31

ﾘﾝｺﾞｰﾝ

「寧々…キミはなんて勇敢でステキな女の子なんだ！日々のトイレ掃除、凶悪な怪異との対決…常人に成せることじゃない！ご褒美のキスをあげよう、さぁ目を閉じて」

寧「はい…♡」

「フーン、チューしてほしいの？」

寧「ちがああああう…ｶﾞﾀｰﾝｯ」

ｼｰﾝ────…

寧「す、すみません…」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

～園芸実習中～

寧「は～恥ずかしかった…花子くんと出会ってそろそろ１ヶ月かぁ。なんかろくな目に遭ってないかも」

貴『ねーねっ！どしたの？』

葵「さっきはびっくりしたよね～～～w急に寧々ちゃんが叫ぶから～笑」

寧「わ、笑わないで～…！！」

貴『どーせ、寧々のことだから妄想でもしてたんでしょ？笑そこにまさかの人が来てびっくりしたんでしょ？笑』

寧「！？おっしゃる通りで…」

葵「Aちゃんすごーい！寧々ちゃんの考えてたこと当たったよ！！w」

貴『いぇい！で、寧々は誰が出てきて驚いたの？w』

寧「…花子くん…ﾎﾞｿな、内緒だよ！！」

貴『ﾋﾟｸｯ…花子くんねぇ…(ﾎﾞｿｯ)えー、いーじゃん！けちー！』

葵「ほんとに！教えてよー！」

寧「だめですぅ！」

葵「そうだっ！寧々ちゃん、告白の木に行ってみたら？必ず両思いになれるよ！」

貴『あんなところに木なんか生えてたっけ？』

葵「んー、どうなんだろ？あ、誰か来たよ！」

寧「うそうそ！？」

in告白の木の前

茜「アオちゃん、僕…君が好きです！付き合ってください!!!」

檸「…あー、いんじゃね？なんでも」

茜「真面目にやれよォ!!!」

檸「ｸﾞｩｪ…！！」

in校舎

葵「あの二人はともかく…最近クラス内のカップルが増えたと思わない？」

貴『たしかに…』

葵「ほとんどがあそこで告白成功したカップルなんだよ♡」

寧「ほぇー…」

葵「寧々ちゃんも近いうちに呼び出されちゃうかも～～～♡」

寧「そそそんな、まさかぁ…w」

in旧校舎

花「ねーヤシロ。明日の放課後、実習園のでっかい木の下に来てくれない？」

寧「そ…っ！それって告白の…」

花「あー知ってたんだ、話が早くて助かるよ。そゆことでヨロシク」

寧「う、うそ…！」