柚木兄弟と雪兎 (ページ28)

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第二十四ノ怪ページ28

花「神の依代といって…七不思議に特別な力を与えてる。ま、電池みたいなもんかな。それを破壊されると七不思議は大幅に弱体化する」

光「それだ！！どこにあんだよ！そのカミの、えーと…ノリシロ！？」

貴『依代ね…(苦笑)』

光「依代どこだ！」

花「この境界の最深部」

寧「最深…」

光「…部？」

貴『まんまの意味だよ、最も深い場所のこと。恐らくはあの扉のずっと先、この階の1番上…』

光「1番上ってことは…」

寧「つまり…」

ﾋｭｵｵｵｵｫｫｫｫｵ

花「じゃ、張り切って登るぞー！」

～それから～

寧「(ミサキ階段の望むまま、彼女の身体を探して進む)」

ミ「次は右足…左足…胴…目玉…耳…次は────」

貴『これで最後だよね…』

貴＆花＆光＆寧「『終わったー！！』」

花「次は右足の爪…なんちて」

寧「さすがに細すぎでしょ…」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…

光「開きますよ！」

ｷﾞｨｨｨｨ

寧「(このまま上手く行けばいいんだけど…でも何かおかしいような気がするのよね…何か…そうだ、〝何も出来ない〟からって理由で私達は身体を集めさせられているはず…じゃあ電話をかけてきたのは一体誰…？)」

光「ここが最深部なのか？」

花「だと思うんだけど…」

ｺﾂﾝｯ

貴『(ﾋﾞｸｯ何…何か浮いてる…？)』

光「みろ！あそこ！誰か居る！」

寧「え、あれって…」

光「俺達が集めてきたパーツ…？」

花「ひでーw」

貴『(´^ω^｀)ﾌﾞﾌｫwww』

花「少年が変な足つけるからぁ」

光「なっ！！テメーが「テキトーでも進める」とか言うからだろ！」

寧「ああ…バストサイズと左足は完璧なのに…」

貴『寧々はほんとにこの胸でいいの？』

ﾊﾟﾁｬﾝ…

ﾊﾟﾁｬ…ﾊﾟﾁｬ…ﾊﾟﾁｬ

？「ようやく来たのね」