柚木兄弟と雪兎 (ページ20)

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第十七ノ怪ページ20

～翌日～

寧「な、ない！花が全部なくなってる！」

貴『寧々ー！おはよー！どーしたの？』

寧「葵が育てた花がないの！！誰かが片付けたのかな…？」

貴『ほ、ほんとだ…クラスの人に聞いてみよう？』

寧「うん」

貴『モブおはよー！』

モブ「A、おはよ！どうしたの？」

貴『窓側の花ってどこにあるか知ってる？』

モブ「そんなもの最初からなかったよ？大丈夫？夢でも見たんじゃない？w」

貴『七不思議の仕業か…(ﾎﾞｿｯ)そーかも！wごめん変なこと聞いてw』

モブ「いえいえ！」

貴『寧々、これ七不思議の仕業だよ！あまねのとこに行くよ！！』

寧「七不思議…わかった！行こう！」

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

寧「ﾄﾞﾝｯうわ！」

貴『寧々！？大丈夫？あ、すみません！』

？「大丈夫？はいこれ、落とし物」

寧(い、イケメン！！)

貴(寧々…今はイケメンとか言ってる場合じゃないだろ！)

寧「素敵な殿方…ﾊｰﾄ」

貴(ﾊｧ…でもあの男から変な気配がするんだよね…なんでだろう…懐かしい)

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

寧「(ﾊｯ！)やばい！花子くんのところに行かなきゃ！ｽﾙｯ」

貴(鶴…？なんでだ…？気のせいかな…)

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

？「♪」

in旧校舎

花「ふーん…」

寧「花子くんてば朝もお昼も居ないんだもん…結局こんな時間になっちゃって…」

花「まー俺も忙しくてね、ケーサツに届けたら？」

寧「それがなんだかおかしくて…お花も机も…葵の持ち物は全部失くなってるし、それにみんなが葵なんて子知らないっていうの」

貴『お願い…葵を助けて…(泣)』

花「泣かない、泣かないﾆｺｯ必ず助けるから、ね？」

貴『うん…！』

ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｯ

寧「み、源くん！？ここ女子トイレ…」

光「ｶﾞｼｯ…テメー！うちの組の横尾と佐藤どこやった！！ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ」

花「うわー…」

寧「ちょ、ちょっとおちついて…」

光「テメーの仕業に決まってやがる！！ミョーな怪談流行らせやがって！なんで誰もあいつらのこと覚えてねーんだよ！ｸﾞﾜﾝｸﾞﾜﾝ」

寧「それって…」