新たな出会い【月島蛍】

十七球 ページ18

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ガラガラッ




「組めた！組めたよー！！」





息を切らしながら扉を開ける先生らしき人

排球部の顧問である武田先生に皆の視線が集まった

他校との練習試合が組めたことを報告する

相手は県のベスト4、青葉城西






主『青葉城西、、、』





一くんや徹くん達に会えるのね


楽しみだけど、飛雄はどうかしら








澤村「先生、詳細をお願いします」

武田「うん」






先生からの詳細を聞き、部活は終了した









月島「あ」



月島と山口はいつも通り2人で帰っていると学校の下にある坂ノ下商店からAが出てきた







月島「何してるの」

主『甘いものが食べたくなっちゃって、チョコ買ってたの』

月島「(何それ、可愛いんだけど)」





ポッキーを一本取り出し嬉しそうに見せる彼女にときめいた月島






山口「瀬川さん今日も一緒に帰ろう！」

月島「山口そんな何度も一緒に帰るなんて迷惑でしょ」

主『迷惑じゃないわよ？』





寧ろ嬉しいわ、そう言ってポッキーを食べている彼女も可愛いなと思っている月島





僕、、、相当瀬川さんのこと好きなのかも








主『2人にもあげる、疲れた時には甘いものが一番よ』

月島「、、、ありがと」

山口「ありがとう！」





2人はポッキーを受け取り、食べながら歩く

帰りながら話題になったのは今度の練習試合について

やはり相手が県ベスト4ともなると今からでも気にかかる


　

山口「今度の青葉城西ってどんな選手がいるんだろうね」

月島「王様の元チームメンバーが何人かいるんでしょ、、、てことは瀬川さんも知ってるか」

主『そうね、あと先輩にすごい選手がいるわよ』

月島「へぇ、、、」







あまり興味なさそうに返事を返す

山口は月島が興味を持ちそうな話を考えていた







山口「そういえば練習試合終わった後、瀬川さん、日向のこと名前で呼んでたね」

月島「え？」

主『翔陽が名前で呼んでって言うから、あたしのことも名前で呼んでるし』








月島side




意味わかんないんだけど

王様はともかく、日向なんかに先越されるなんて、、、

僕も普通に名前で呼んでって言えばいいだけだけど

そんな簡単に言えるわけない









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