新たな出会い【月島蛍】

十球 ページ11

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なんだか2人のやりとりが面白くてつい笑ってしまった


口元に手を当て笑っているのを隠すようにしている彼女を見て2人は冷静になる


ごめんなさい、と目尻に少し出てきた涙を指で拭き取る


この後2人の関係を聞き、幼馴染で小学生の頃からバレーを初めてそれからずっと一緒だと知った


途中で山口と別れ月島と2人になった


特に会話はなかったが居心地はよかった






月島「じゃぁ僕の家これだから」

主『え？あたしの家もここよ？』

月島「、、、嘘でしょ」



そう言って指差した家は月島の家の正面だった




そういえば目の前の家に最近誰か引っ越してきたって聞いてたけど、、

まさか瀬川さんだったなんて

これじゃぁいつでもどこでも近くにいて気になってしょうがないじゃないか





主『こんな偶然あるのね』

月島「そうだね、、、じゃぁまた明日」

主『えぇ、おやすみなさい』

月島「おやすみ」





月島が家に入ったのを確認して自分も家に帰る




ご飯を食べ、お風呂に入り少し勉強し、後は寝るだけ

Aは携帯を開き、飛雄にメールを送る

時刻は23時

もしかしたら寝ているかも、と思っていたが

送信後、５分もせず電話がかかってきた





主『もしもし、まだ起きてたのね』

影山「ちょうど寝ようと思ってたところだ」

主『あら、ごめんなさい、電話大丈夫？？』

影山「あぁ、Aも烏野に入学したんだよな、何組だ」

主『4組よ』





はぁ！？

あいつらと一緒かよ！！

くっそ！

まあ、Aは頭いいからわかるけどよ、、、





主『飛雄？どうかしたの？』

影山「あっ、、いや、なんでもない」

主『ところで』

影山「！！」




電話越しに聞こえてくるAの声が少し低くなり体がビクッと反応する

これは彼女が怒っていると影山はわかっていたからだ

彼女を怒らせるとなかなかに怖い



主『入学早々何やってるの。ちゃんと人の話を聞きなさいっていつも言ってるでしょ？』

影山「だってあいつが！」

主『だってじゃない、仮にそのあいつが悪かったとしてもあなたのことだから熱くなって冷静になれなかったんでしょ？』

影山「うっ、、、わりぃ、、、」



この怒鳴らず冷静に怒られる方がよっぽど怖い



はぁ、、、Aはため息をつき



主『とりあえず土曜日、しっかりやりなさい』



久しぶりに飛雄の綺麗なトス見せてね、と
いつもの彼女に戻り、じゃぁねと電話を切った





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