出生の秘密 ページ2
施設から脱走したあとは近くの島まで逃げてきた。
強そうなお兄さんと子供ふたり。
これが海賊団だって言っても誰が信じるだろう。
だけど私にとってははじめてできた仲間だから
ふたりの存在は嬉しくて仕方なかった。
『お腹すいたぁ』
キ「追われてるってのに呑気なやつだな」
『そういえばあなたの名前は？』
キ「アルベル…いや、キングだ」
『アルベルのこと施設で何度が見かけたけどやっぱりルナーリア族なの？その炎熱くないの？』
キ「おれはキングだ！ジロジロ見るな」
『綺麗な翼…』
キ「触るな！」
カ「ｳｫﾛﾛﾛﾛﾛ…A、お前は何者だ？あそこにいたってことはただの人間じゃねぇな」
『人間じゃない…確かにそうかも。私はもともとペガパンクが作り出した失敗作のひとつだから…』
カ「失敗作？」
『うん…政府は昔から子供を巨大化させる実験をしてたけどベガパンクは巨人そのものを作ろうとしたの。
それで古代巨人族の血統因子を操作して一番最初に作り出したのが私…』
でも結局生まれたのは
巨人の腕力と強固な肉体だけを持ったただの人間。
『私のあとに作られた子たちは巨人化したって聞いたけど失敗作の私は人体実験の毎日だった…』
カ「ほう…作られた巨人か」
キ「お前も災難だったな」
『アルベルよりはマシだよ』
キ「だから俺はキングだ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 267人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まあや(プロフ) - 箱さん» 箱さん、この作品を読んでくださりあたたかいコメントまでありがとうございます。とても励みになります！ (2023年1月17日 0時) (
レス) id: 6ddb893b1b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月16日 15時) (レス) @page50 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Maaya | 作成日時：2022年9月29日 15時
