災厄の怒り ページ7
鬼ヶ島に帰ってくると
みんな疲れを癒すために軽く宴をしていた。
そんな中、自分の部屋に向かう途中で
聞こえてしまった不粋な会話。
「なぁ、お前ら見たか？キング様のマスクの下白髪だったぞ」
「ああ…黒い翼に燃え続ける炎。ありゃ間違いねぇルナーリア族だ。政府にチクれば1億ベリーだぜ」
「マジかよ！やっちまうか」
「だいたいよぉ、マスクに傷がついたくらいでガキみたいに暴れ出すなんて大看板も大したことねぇな」
嫌な話を聞いてしまった。
普段は滅多に怒らないけどこれは聞き捨てならない。
ガラッ…
『楽しそうだね』
「A様！なんでここにっ」
『キングの悪口言う奴らはぶっ飛ばす…』
「お、お許しを！うぐっ…」
軽く殴っただけで気絶するとかほんと虫ケラ以下。
ただでさえ任務帰りで疲れてるのに
これじゃ気分まで最悪だ。
部屋に戻ったらゆっくりお風呂に入って
そのあとはアルベルと一緒にお酒飲もっと。
ガラッ
『あ…』
部屋を出ようと扉を開けば
そこには一番居て欲しくない人がいた。
アルベル…いつから居たんだろう…
まさかさっきの会話聞いてないよね？
『も、もしかして何か聞こえた？』
キ「ああ…おかげで焼く手間が省けた」
丸聞こえだった…
『そう…あとで部屋に行ってもいい？一緒に飲もうよ』
キ「ああ…」
『それじゃ、また後で』
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まあや(プロフ) - 箱さん» 箱さん、この作品を読んでくださりあたたかいコメントまでありがとうございます。とても励みになります！ (2023年1月17日 0時) (
レス) id: 6ddb893b1b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月16日 15時) (レス) @page50 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maaya | 作成日時：2022年9月29日 15時
