ヤマト ページ16
それからしばらくして私に娘ができた。
産んだ覚えのない娘。
頭にツノを生やした娘。
そこらの一才児よりはるかにでかい娘。
腕の中にいるその子は
私の気も知らずにきゃっきゃと笑って
愛らしい眼差しを向けてくる。
なんでこうなった…
数分前、
『誰の子?可愛い〜抱かせて〜』
なんて浮かれてた自分を殴りたい。
カ「そいつはおれのガキだ。名前はヤマト」
『へぇ…カイドウさんいつの間に…』
カ「お前が育てろA」
『うん、え?…えーーー!』
カ「ガキには母親が必要だろう?」
いやいや、その母親はどこ行ったのよ!
私が子育てなんてできるわけ…
ヤ「あうっ…うう!」
か、可愛い… 子供ってこんなに可愛いの。
顔はまったく似てないけど
このツノとでかさは間違いなく父親譲りだ。
『一応預かるけど…私にも仕事があるからずっとは見てられないよ』
国の出入り口、潜港がある白舞は私の管轄だし
先日任されたナンバーズも躾けないといけないし
なにより遠征があれば一緒には連れていけない。
カ「白舞は他の奴らに任せろ。お前はとにかくそいつを強い戦力に育てるんだ。いいな?」
『…分かった』
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まあや(プロフ) - 箱さん» 箱さん、この作品を読んでくださりあたたかいコメントまでありがとうございます。とても励みになります! (2023年1月17日 0時) (レス) id: 6ddb893b1b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月16日 15時) (レス) @page50 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Maaya | 作成日時:2022年9月29日 15時