Bright (ページ8)

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元「は？！なんで長瀬？」

黒「ありえないまじで！」

檜「意外なんだけど、」

皇「本当に？」

まさかの俺っていう事に納得いってないらしいメンバー達は失礼な事ばっかり言ってるけど

俺はびっくりしすぎて若干放心状態。

なんで俺？ドッキリ？ながせって俺の事だよね？

元「ねぇ！なんで長瀬？！理由は？！」

長「…みんな失礼すぎません？！でもほんとになんで俺なの？」

なんとか正気に戻って、それまで俺たちのやり取りを微笑ましそうに見ていたAさんに聞いてみる、

『理由も何も、長瀬くんはすごく素敵なアイドルじゃない？みんなも同じだけど、でもねぇ、女の子ってギャップに弱いから、普段すっごく面白くて、場を盛り上げてくれる長瀬くんが、ブレイクダンスとか、アクロバットを頑張ってる姿を見て、かっこいいなって思ったの。』

何度も言うけど、みんなかっこいいからね、1人なんて、ほんとは選べないんだよ。って最後に付け加えたAさん。

やばい。嬉しい。

こんなにまっすぐ自分の事を褒められる事ってあんまり無いから、

しかも、Aさんに、って事がさらに嬉しい。

元「なーににやけてんだお前！」

黒「ムカつくんですけど！Aさん、ギャップなら俺も負けないよ！」

ブーブー言ってる周りのメンバーも今は気にならない。

今からの仕事頑張れそう。

『…なんか、ごめんね長瀬くん、でも、かっこいいなって思ったのはほんとだよ、いつも怪我しないかひやひやしてるけどね、』

長「あ、りがとうございます…」

無自覚、なんだろうか、

少し恥ずかしそうに、微笑みながら、他に聞こえないように少し小さめの声でそう言われた。

やばい、俺絶対今顔赤い、

こんな綺麗な人に、理由はどうであれ21人の中で1人選ばれたって、

これからも、もっと頑張って、もっとAさんにかっこいいって思ってもらいたい、って隣で笑ってるこの人を見て強く思った。

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