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困らせてしまった、
Aさんはこれが余計なお世話とか、思ったりする人じゃないけど、
気持ちが先走ってしまった、
檜 「 ...ごめん。 」
『 ううん、でも私本当に大丈夫だよ、そりゃあ疲れた〜って思う事もあるけど、私の元気の源はみんなが元気に活動出来ることだから、みんながステージでパフォーマンスしてるのとか、楽屋でふざけあったりしてるのを見るのも元気貰えるの！』
檜 「 …… 」
『 スタッフとして、仕事はしっかりこなそうって決めてるけど、私、少年忍者のファンでもあるからね、』
1番傍で、いつも俺たちのことを真っ直ぐ見ててくれる。
そんな存在が居て、幸せだなって思う。
そして、それがAさんで良かった。
檜 「 改めて、いつも俺たちの事支えてくれてありがとう。」
さっきは、寝てるAさんに言った言葉をもう一度伝えた。
『 こちらこそ、毎日楽しいのはみんなのおかげだよ、ありがとう。』
檜 「 ...なんか改めて言うと恥ずいわ、」
『 確かに、笑 でも嬉しいよ。』
檜 「 ...じゃあ、送ってくれてありがと、おやすみ。」
ほんとは、この2人きりの時間がもっと続いて欲しいけど、
夜も遅いから、荷物を持ってドアを開ける。
『 うん、また明日ね、おやすみなさい。』
そう言って、小さく手を振るAさんを本当は抱き締めたかったけど、
さすがに出来なくて、頭を2回ポンポンして車を降りる。
頭を押さえてびっくりしてるAさんに、帰る方向を指さして、「行って」と口パクで言うと、
まだびっくりしたような、照れたような顔で頷いて、車を発進させた、
檜 「 ...あの反応は反則だろ、」
曲がり角を曲がった所まで見送って、家の方に歩きながら口を手で押さえる。
さすがに夜道で1人でニヤニヤしてたらやばいやつだから。
頭ポンポンくらいは大丈夫、だよな、
まぁ、楽屋なんかでしたら抜け駆けなんて言われてみんなに総攻撃をくらう事になるけど、
檜 「 ......はぁ、好きだな、マジで。」
どうかまだ誰のものにもならないで
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作者名：あい | 作成日時：2023年3月23日 2時
