愛をください。～another story (ページ27)

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久々に動かした体に汗だくになってアパートに帰って

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着替えて

指定された定食屋へ向かった

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店に到着すると

座敷には既に飲み始めてるチームメイトたちがいて

手招きされてその中に紛れた

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「相葉っ！！なかなか来ないから先に始めてるよ！」

雅紀「あ～～～だいじょぶ、だいじょぶっ！着替えてたら遅くなっちゃった！」

「もう一回、乾杯すっか！」

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ジョッキを掲げたチームメイトに

片手を上げて断りのポーズを取った

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雅紀「俺、飲まねーからっ！大丈夫。」

「なんで？せっかく集まったのに！」

雅紀「ちょっと……ね？」

「なんだよ、ちょっとって！！一杯ぐらいいいだろ？」

雅紀「あ～～～……わりぃ。」

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強引に飲まそうとする仲間から

逃げるようにニノの隣に移って

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ホッと息を吐き出して

ポケットから潰れた煙草を取り出した

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和也「飲まないの？」

雅紀「うん。これからデートなんだ。」

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注文を取りに来た店員に

ウーロン茶を頼んで

くわえた煙草に火を点けた

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そんな俺を

ニノはにやけ顔で見つめていた

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和也「だから早く帰りたがってんの？」

雅紀「だから……ってわけじゃないんだけど……。」

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和也「彼女と、上手くいってるみたいだね？」

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ふふんと笑ったニノが抱えたジョッキを

一口飲み込んだ

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雅紀「上手く……ってほどじゃないよ。」

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和也「……なに？」

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雅紀「俺、こんなに嫉妬深かったんだなって。」

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