愛をください。3 (ページ24)

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103.Distrust ページ24

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翔「そんなことより、オーダーしないと、時間……無くなりますよ。」

薫「そうですね！つい、櫻井さんと話すのに夢中になっちゃって！」

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テーブルに立てられたメニューを広げて

手早いランチセットをオーダーする

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彼はテーブルに置かれた煙草に手を伸ばして

それに火を点けた

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薫「櫻井さん、似合いますね？そーゆーの。」

翔「え？」

薫「なんか、オトナの男って感じだし。」

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翔「もう、３０になりますから。」

薫「え～～～！もっと若いのかと思ってた！私たちより年上だったんですね。」

翔「そうなんですか？
お二人は、いくつに……って、女性に年齢を聞くのは失礼ですよね。」

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薫「もうちょっと、少ないぐらいです。ね？A。」

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A「え？……うん。」

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彼が何を言い出すか

そればかりが気になって

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落ち着かない気持ちに

平静を装うのが精一杯だった

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二人の話し声の間に

どこからかこもるような着信音が聞こえて

薫が慌ただしく動き出す

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薫「ごめん！私だ。」

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携帯を抱えて席を立った薫の背中を目で追って

深く胸をなで下ろした

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A「どういうつもり？」

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翔「え？」

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A「薫とこんな約束して。」

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目の前に座る彼をじっと見つめて

不信感だらけの疑問をぶつける

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