愛をください。2 (ページ7)

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47.『二番目の女』-2 ページ7

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ふわふわと柔らかい髪の毛が肌を滑る

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それがくすぐったくて

ぎゅっと雅紀の肩を掴んだ

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雅紀『でも……俺はAといる方が落ち着くけどね。』

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話す唇が

唇に触れる

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たぶん

彼女といるときは

甘えられてる分

甘えられなくて

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それを私に求めてる

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雅紀がそう言うのなら

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私といる方が落ち着くのなら

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二番目に甘んじることは

ないんじゃないかと思えた

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二番目でいいはずだったのに

たった一言で

それだけじゃ足りなくなる

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雅紀『A……俺、カラダも……Aのが合うみたい。』

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A『……そう、よかった……。』

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耳元で囁く声に

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カラダも心も

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震えた

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人のものは美味しく見えて

それが手に入りそうになると

余計に欲しくてたまらなくなる

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『彼女と別れて。』

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なんて

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私の口からは絶対に言わないけど

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雅紀『A……いい？あいつはさせてくんねーんだ……。』

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A『いいよ、それぐらい。』

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私一人のものにするために

雅紀の望むことは

なんでもしてあげる

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欲しいものを手に入れるまで

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手段なんて

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選ばない

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