【歌い手】転入した先が狼だらけの男子高とか聞いてない

狼 が 十 七 匹＊ ページ17

最近(2.3年前から)BTSにハマってます←

暇な時間は是非調べてみて下さい＊

＊・＊・＊

‘‘生徒会室‘‘

そう、黒色のゴシック体にコピーされた張り紙を見て、ドアをノックしようとした手が震えた。


現在お昼休み。

突如放送で呼び出され、生徒会室の前に居ます。


(………誰か助けてｪｴｴ！！)

そう心の中で叫んでも誰も気づくはずなく。


震える手を無理矢理動かして弱々しいノックをした。


「はーい」

中から可愛いソプラノが聞こえてきて、女子なのかと期待したがそんなことはなく、生徒会室の扉から顔をだしたのは金髪の男の人で。

ますます緊張した。

「失礼します。2-Dの三好です」


そういえばニッコリ笑って

「あ、先輩でしたか。呼び出した人ですよね…??」

なんて少し首をかしげた。


いやすることかわいいかよ。

男でしょ、こいつ。


若干引き気味なのは無表情な私を前に察することなどできないだろう。

取り敢えず頷けば、少し笑顔がひきつったのを私は見逃さなかった。


なんですかなんですか。

私の無表情プラス無言に引いたんですか。

知らねえよ。

来たくてきた訳でもないし。


「ま、まぁ取り敢えず入りましょうか」

目の前の金髪君は我に帰ったのかハッとして、中に通してくれた。






＊・＊・＊






「あの、なんで呼び出されたんですか」

中に入ればどこかの漫画とは違い、至って普通な生徒会室で。


中にはそこまで少なくない程度の人が居て、高橋君も混じってた。


近づかないようにしなくては…


そう決心した。

いやなんか近づいたら色々言われるだろうし、今回呼び出されたのも昨日のことが原因だったんじゃないかなって。


それが原因ならブチギレてもいいんだけどね。

お昼休み潰れるし、この間認めてはいないけどそういうことでいいからって言ったし。


ていうか私悪くない、被害者。

容疑者では断じてないんだよ！

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