【歌い手】転入した先が狼だらけの男子高とか聞いてない

狼 が 二 十 八 匹 ページ28

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「ちょっと待って何言ってるかよく解んないな…」



真冬「先輩、Sなんですか??





解ってるくせに、無理矢理言わせるなんて…。




そーいう性癖持ってたんですか??笑」






何だか妖しい雰囲気。




超まずい展開。




金髪君になら勝てた気がするけど、このたまに一人称が変わる金髪君には勝てない気がして。








生徒会室の扉に手をかけても、ビクともしなかった。







誰かがあっち側から押さえてるのか、何かで開けられないように抑えてるのか。







真冬「大丈夫ですよ、俺はあくまで教えてもらう気なだけで、



とって食ったりなんてしませんよ」






そうニヤっと笑った彼は、何時もの金髪君じゃなかった。






(ちょっと待って此奴誰ｪｪｴ！！)








「ちょーっと何が言いたいか解んないから、
一回お茶でも飲んで話し合おう??」





真冬「……最初からそのつもりでしたよ??え、先輩ったら…ど…童、貞の俺に期待でもしたんですか…?!」








いや君が"実際"にって言ったからね?!




それでも勘違いなら恥ずかしい。







扉が閉まってたのは何か引っ掛かるけども。

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