教師 おまけ ページ46
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う〜ん、と某考える人のポーズのように頭を捻ってどうしようかと考える。その間に五条さんは俺のベットに腰かけてから子供のようにはしゃいでいる。おいやめろ27歳児、布団にかけたファブリーズの匂いを当てるな、気持ちが悪いがすぎる。
パタンと手元のファイルを閉じて、お兄さんのことを話そうにもな……と思案して、仕方ないと口を開いた。
「秘密にするって約束したんですよね」
「秘密?」
「そう、名前とか…俺はお兄さんって呼んでるんですけど」
そこから、まあ多分話しても怒られないだろう程度に内容をかいつまんで話す。もちろんお兄さん自身のことは伏せてる、守秘義務は絶対破ったらダメだからな!!友達との絶対言っちゃダメだよ?をポロッと別の友達にこぼしちゃって絶交されることとかあるからな!経験者は語るである。
五条さんはうんうんと俺の話を聞いたあと納得してくれたのかおっけーと呟いた。
「それで縛りを結んだってことか」
「縛りって何です?」
「嘘そこから?」
五条さんに話を聞いたところ、どうやら縛りというのは指切りげんまんの上位互換的なアレでソレらしい。ちょっと俺にはよく分からなかったから適当に頷いてたら分かってないよね?って言われた、いやいやそんなことないです多分。
五条さんからの疑いの目から逃げるために机に置かれたビール缶をゴミ箱に投げ捨てて、よいせと立ち上がる。今日は何故か時間差で酔いが攻撃してくるな、なんかすげえ視界が揺れる。明日は二日酔い確定です、お疲れ様です。
フラリと揺れた身体を何とか足で支えつつ、ベッドから早くどけと五条さんを押しだそうと近づいた。
「そろそろ寝るんでどいてもらってていです?」
「え〜!こんな超イケメンで優しくてかっこいい先生が遊びに来てるって言うのに追い出すの?」
「深夜テンションで何言ってんのか訳分からないんですけど」
なんなら一緒に寝ちゃう?なんて笑う五条さんをベットから押し出して、さっさと帰れと言えばポンっと頭を撫でられた。そして優しく微笑まれ……
「ま、その呪詛師の事は僕に任せな。そんなに根詰めなくてもいい」
「いや乙女ゲーじゃねーぞ」
「痛!」
この人すぐに悪ふざけしないと死んじゃう体質でもしてんのか、俺は寝たいんだが??
それから何とか部屋から五条さんを追い出してなんだかどっと疲れた体をベットに埋めて、まああの人がそう言うなら少しくらいゆっくりしてもいいかと安心して目を閉じた。
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水泳進化人(プロフ) - 夢主君が結構ぶっ飛んでて好き!!!(小話)妹がなおやんの事を「色違いの愈史郎(鬼滅)」って言ってて咄嗟に「なおやんはポ○モンじゃねぇよ!」と言った思い出。呪術廻戦ってポケ○ン主人公(夏油)が弄られやすいよね。(デ○モンに関しては原作でもあるし) (2021年7月2日 7時) (レス) id: ddf2ca19b2 (このIDを非表示/違反報告)
水泳進化人(プロフ) - ホッピア様(?)はなおやんが推しになったのかなー?本誌派にならない事をおすすめしやす、今なおやん本誌でヤバいから…(ネタバレみたいでごめん…)ちなみになおやんが幸せになれる二次創作はあるよ!!! (2021年7月2日 7時) (レス) id: ddf2ca19b2 (このIDを非表示/違反報告)
李皇 リオウ - オチョナンさん出てきて吹きましたwwもしかしてヴィエ知ってます?あ、更新頑張って下さい!めっちゃ面白いです! (2021年4月11日 21時) (レス) id: 254a08a1d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホッピア | 作成日時:2020年11月18日 9時