ただの高校教師【呪術廻戦】

教師 ページ36

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目覚めたら素っ裸とかそんな事ある？？

意識が覚醒し重い瞼がゆっくりと開く、ひんやりとした風がゆるりと吹き肌全体に直接辺り肌寒い。
いや、せめてパンツは履いてろよ。
俺さっきまで服着てたよな？真人さんとお兄さんと一緒に話してて、それでおれの第3の目を解放しようと……って、真人さん達はどこだ。

慌てて2人の姿を探すも周りに人の気配はなくぽつんと薄暗い中素っ裸の俺だけが残されている。え……？ヤ○捨て？(違う)というかなんだか身体が凄く重い。それにもう日が暮れているのか視界がほぼ真っ暗だ。のらりくらりと立ち上がって高架下の出口を目指すも裸のままで外に出たら通報案件必至の独房行きである、人生つむわ。つむつむだわ。
そういえば俺の荷物はどこだ？と当たりを見渡せばスマホらしき何かが見える。手に取れば正しく自分のスマホでロックを解除すれば大量の通知に思わずスマホを落としそうになった。

｢うわ、なんでこんなに……って、もう11時！？｣

ついさっきまで昼過ぎだったのにどれだけ寝てるんだと困惑しつつ、通知を見れば七海さんと悠仁からの連絡だらけで慌てて折り返す。ワンコールもしないうちに繋がった先で耳が劈くような怒声が聞こえた。

｢今まで何をしてたんですか貴方！！！｣

いや冗談抜きで鼓膜破れるかと思った、うっかりスマホを落としそうになりながら慌てて口を開く。

｢実は今何故か全裸になってて…｣

｢…は？｣

過去最大の羞恥プレイだろこれ。泣きてえ。

とまあ七海さんもドン引きのSOSを出し、何とか服を持ってきてもらえるということで場所を教えると息を飲む音が聞こえて首を傾げる。本当に場所を間違えてないかと聞かれ肯定し、迎えに来てくれたのであろう補助監督さんをみつけ駆け寄る。

｢あ、山本さん｣

｢三喜さん本当に裸なんですね…丁度近くに居たものですから、服はこれで良かったですか？｣

そ、その声は我が友(？)山本さんではないか！？うっお凄く久しぶりだ、と思いつつ服を受け取る。サイズ感もバッチリ合ってて本当に感謝しかない。て言うかこんな時間に店なんて空いてなさそうなのに短時間で服を持ってこれるって、補助監督ってサイズごとに服持ってたりするん？それはそれで面白い。

スウェットに服を通していると山本さんの方に高専までこのまま帰って報告書を書かなければならないと言われてスペキャ顔、ブラックにも程があるよ呪術界。まあいいんですけどね！そう悪態をつきつつ俺は車に乗り込んだ。

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