教師 ページ27
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「はじめまして七海さん、1年の三喜Aです」
「オッス、はじめまして虎杖です」
「はじめまして虎杖君。三喜君」
まずは挨拶から、身体に叩き込まれた反射でいの一番に挨拶する。ついでに虎杖にも挨拶するように進めればぺこりとお辞儀する。偉いぞ〜!挨拶で相手からの印象が決まるようなものだからな!元気よくな!
「私が高専で学び気づいたことは、呪術師はクソということです」
「うわ癖強い」
「そして一般企業で働き気づいたことは、労働はクソということです」
それな、ホントにそれな、マジそれな、それなの三段活用で同意したいくらいには今七海さんに強い好感を抱いている。社会はクソだ。理不尽でどうしようもないことが溢れかえってるし上司に誘われた飲み会は絶対だし後輩のワガママには答えなきゃ行けないし同期の愚痴には同意しなきゃ行けないしもうクソ。クソのオンパレードだ。
「同じクソならより適正のある方を、出戻った理由なんてそんなもんです」
そして俺もそのクソのうちの一人だ。七海さんもそう、俺たちはそのクソの中で出来るだけ自分に合う方にと流れてきた。逃げてきた。自分たちの立場が楽であるようにするために。大人ってそういうものである。でもまあ本心はこう
あ〜働きたくね〜!
…いややめてよ冷ややかな目で見ないでよ、知ってるよそんなこと出来ないってな!心の中の群衆が呆れたような目でこちらを見ているのがわかる。辛い。
「三喜君、聞いていますか」
「あ、はい」
「貴方は未だに己の術式を理解していない、そうですね?」
「今の今まで自分が見てきたものが呪霊だってことも知らなかったですし術式があるなんて思ったこともなかったですから、どうすればいいか理解出来てないですね」
「そうですか、ですが体術の方は虎杖くんと遜色ないと聞いています。呪具の扱いはどうですか」
え?五条さんそんなこと言ってたの?俺全然虎杖より弱いと思うんだけど。チラリと五条さんを見ればめちゃくちゃいい笑顔で親指を立てられた。うわ悪意あるだろあれ。
「虎杖より体術は遥かに劣りますよ。呪具の方は真希さんから…木刀を借りています。一応充分に扱えますが直接で殴った方が強いと言われました」
「なるほど、初任務には少し難易度が高いでしょうが大丈夫でしょう」
それでは行きましょうかと七海さんは部屋を出ていく。虎杖もそれに続くが、俺は少し不安になった。
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水泳進化人(プロフ) - 夢主君が結構ぶっ飛んでて好き!!!(小話)妹がなおやんの事を「色違いの愈史郎(鬼滅)」って言ってて咄嗟に「なおやんはポ○モンじゃねぇよ!」と言った思い出。呪術廻戦ってポケ○ン主人公(夏油)が弄られやすいよね。(デ○モンに関しては原作でもあるし) (2021年7月2日 7時) (レス) id: ddf2ca19b2 (このIDを非表示/違反報告)
水泳進化人(プロフ) - ホッピア様(?)はなおやんが推しになったのかなー?本誌派にならない事をおすすめしやす、今なおやん本誌でヤバいから…(ネタバレみたいでごめん…)ちなみになおやんが幸せになれる二次創作はあるよ!!! (2021年7月2日 7時) (レス) id: ddf2ca19b2 (このIDを非表示/違反報告)
李皇 リオウ - オチョナンさん出てきて吹きましたwwもしかしてヴィエ知ってます?あ、更新頑張って下さい!めっちゃ面白いです! (2021年4月11日 21時) (レス) id: 254a08a1d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホッピア | 作成日時:2020年11月18日 9時