ただの高校教師【呪術廻戦】

教師 ページ25

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真希さんが駆けつけてくれたあの後、特に何事もなく真依さんと東堂君と別れ訓練に戻った。真希さんの後から遅れてやってきたパンダ曰く京都校にいる奴らはちょっかいをかけるのが好きだから何かされてないかと心配してやってきてくれたらしい。うーんやはり頼れる先輩だなあ、まぁ別に何も無かったんですけど！(元凶はお前)


……


「ということがあって」

「最高に面白いじゃん、僕も見たかったなーそれ。というかAの好みヤバくない？体験談？」

「はは、俺もいい大人なんで。五条さんもやる事やってるでしょ」

「まーね！」

現在深夜一時。少し前に任務を終えて帰ってきた五条さんに一服しているのが見つかり、残ったツマミを食べつつ2人でお酒を飲み談笑している。実際のところ聞かれれば年齢を答えるがあまり言いたくないのも確かで、だって考えても見ろピッチピチの青春を謳歌してる高校生に交じって大人が高校1年生なんて名乗れるかって話しよ。俺なら羞恥で引きこもっちゃうよ…
だからこういうお酒や煙草はみんなが寝静まった後に嗜むようにしている。嗜好品がなきゃ大人なんてやってられねーって、五条さんも生徒に悪影響が出なければいいからねって言ってくれてるし。

「そうだ、今度悠仁と一緒に任務に行ってきてね」

「おー俺の初任務って事です？それともお手伝い？」

「一応初任務って事で、悠二ともう1人僕の頼れる後輩を呼んでるからさ！」

「うわぁ、五条さんの後輩とかめちゃくちゃ胃痛役じゃないですか可哀想だなあ」

「何喧嘩売ってる？」

「まさか〜！」

このあたりめ美味いな、なんて思いつつ缶ビールを片手に五条さんと取り留めの無い世間話をしていればもう時計の針は二時を迎えようとしていてそろそろお開きにするかと立ち上がる。久しぶりに誰かと一緒に飲んだなと少しほろ酔い気分の俺は普段は動かない表情筋をふにゃりと緩めて五条さんに礼を言う。

「五条さん今日はありがとうございます、おかげで楽しい時間を過ごせましたよ〜」

「ははっA酔ってるね、めちゃくちゃ顔ゆるゆるだよ」

「そうですね〜表情筋普段死んでるんですけどね〜お酒の力最高！」

「はいはい、早く戻って寝な。優しい僕が生徒のために片付けといてあげる」

さすが五条さん！略してさすごじょ。うわ絶妙にバランス悪い。そう思いながらも俺は男子寮の自室に戻って行った。

「…あんな顔もするんだねA、面白いな」

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